Wise・Revolut・IDAREを海外利用で比較する:決済・ATM出金・付帯特典の違い

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概要

日本で発行したクレジットカードやデビットカードを海外で使うと、支払いのたびに3〜4%程度の手数料がかかっている。動画の話者はこれを「隠れコスト」と呼び、海外事務手数料が無料で為替レートも良心的な3つのサービス、Wise、Revolut、IDAREを比較している。前年にも同じテーマの動画を公開しているが、その後サービス内容が改定されたため、最新情報で整理し直したという。話者の結論は、3枚に優劣をつけて1枚を選ぶより、強みの違いを踏まえて組み合わせて使うのが最もお得というものである。

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海外決済でかかる2種類の手数料

話者によれば、海外での支払い額は「購入金額×為替レート×海外事務手数料率」で決まる。現地でカード払いをすると、そのカードの国際ブランドが設定する基準レートが適用され、このレートには約0.5〜1%の手数料が上乗せされている。さらに、カードを発行する日本のカード会社が海外事務手数料を加える。

話者は、この海外事務手数料が最近どんどん高くなっていると指摘する。例として楽天カードや三井住友カードは3.63%かかるという。一般的なカードのポイント還元率は0.5〜1.5%程度なので、海外で使うと還元よりも手数料のほうが大きくなり、払うだけで損をする。そこで海外事務手数料がかからず、クレジットカードやデビットカードからのチャージでポイント還元も受けられる3サービスを比較する、というのが動画の出発点である。

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業種の違いと資金の保全

話者は比較の前提として、3サービスの業種分類の違いを説明する。WiseとRevolutは資金移動業者で、PayPayや楽天ペイと同じ分類にあたり、主な目的は送金である。IDAREは前払式支払手段発行業者で、交通系ICのSuicaやWAONと同じ分類にあたり、主な目的は決済である。このため、海外発のWiseとRevolutは複数通貨での送金や決済に強い。一方のIDAREは前払いでの貯蓄や決済に強く、送金や出金は基本的にできない。

運営会社が倒産した場合の扱いも異なる。資金移動業者のWiseとRevolutでは、原則として預けた資金が100%返ってくる。中でもWiseは第一種資金移動業者の認可を持ち、100万円を超える残高の保有や送金ができるので、より厳格に保全されていると話者は説明する。IDAREは顧客が預けた金額の50%以上を法務局に供託しており、そこから優先的に顧客へ返還される仕組みである。話者は、こうした業種の違いが後で紹介する各サービスの特典につながると述べている。ただし、クレジットカードや銀行口座から事前にお金をチャージして支払いに使うという基本的な使い方は3つとも同じだ。

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基本スペックの比較

年会費は3サービスとも無料である。Revolutには有料プランもあり、月額はプレミアムプランが980円、メタルプランが1,980円だが、ほとんどの人は無料のスタンダードプランを選ぶだろうとして、話者はここでは無料として扱っている。

物理カードの発行料は、Wiseが1,200円、Revolutが500円、IDAREが900円である。物理カードがなくてもバーチャルカードでオンライン決済はできる。しかし話者は、海外にはまだバーチャルカードでのスマホタッチ決済に対応していない店が多く、海外ATMでの出金にも物理カードが必要なので、基本的には物理カードの発行を勧めている。発行料を抑える方法もある。Wiseは既存ユーザーの紹介リンクから申し込むと、物理カード無料と、最大7万5,000円分の海外送金に使える手数料無料クーポンのどちらかを選べるようだという。Revolutは有料プランに加入していれば発行料が無料になる。IDAREは物理カード発行無料のキャンペーンが毎年1度は開催されているので、そのタイミングを狙うよう勧めている。

国際ブランドはWiseがMastercard、RevolutとIDAREがVisaである。どちらも世界中で使える範囲が広いため、話者は困ることはないと見ている。スマホのタッチ決済は、WiseとIDAREが非対応で、RevolutはApple PayとGoogle Payに対応している。

対応通貨数は、Wiseが50種類以上、Revolutが35種類以上である。この2つには、複数の通貨を同じアカウントで管理できるマルチカレンシー口座の機能がある。口座にある外貨のまま送金や支払いができ、使いたい外貨の残高がない場合も、口座にある通貨の中から両替手数料が最も安いものを自動で両替して決済してくれると話者は説明する。IDAREは日本のベンチャー企業が運営するサービスで、扱える通貨は日本円のみである。セキュリティについては、どのサービスも生体認証、二段階認証、アプリ上での即時カードロック、決済上限額の設定などを備えているという。

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チャージ時の還元率:IDAREの間口の広さ

話者は海外決済でのお得度を、還元率と手数料に分けて検討している。還元率はさらに、チャージ時と支払い時に分けて考える。チャージ時については、他のクレジットカードやデビットカードからチャージできれば、チャージ元のカードの還元を受けられる。

Wiseは銀行振込とデビットカードで入金できるが、デビットカードからの入金には3.3%の手数料がかかる。このため話者は銀行振込を勧めている。振込手数料のかからない銀行から振り込むか、Wiseの指定口座はPayPay銀行になることが多いので、PayPay銀行から振り込めば手数料なしで入金できるという。

Revolutは、銀行振込に加えて、Mastercardブランドのクレジットカード・デビットカードとVisaデビットカードから手数料無料でチャージでき、話者はこれらを推奨チャージ元としている。ただし、楽天銀行デビットカードやあおぞら銀行デビットカードのように、Revolutへのチャージを還元の対象外にしているカードもあるので注意が必要だ。具体的なおすすめとして、話者は特定の条件で1.5%還元になるV NEOBANKやd NEOBANKのデビットカード、PayPay、三井住友カード ゴールドのMastercardブランド、Oliveのデビットモードを挙げている。なお、カードから入金した残高は決済専用で、後述のATM出金や送金には使えない。

IDAREは、銀行振込やコンビニ入金のほか、Visa、Mastercard、JCB、アメックスのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードから手数料なしでチャージできる。話者は、これほど幅広いカードを手数料なしでチャージ元にできる点が、IDAREを海外で使う最大のメリットだと評価する。おすすめのチャージ元は、先に挙げたV NEOBANKやd NEOBANKのデビットカードと三井住友カード ゴールドである。アメックスについては、チャージ自体にポイント還元はないものの、直接チャージして利用額を積み上げる「決済修行」に使えるのが大きいという。アメックスのカードは一定額の利用で豪華な旅行関連特典がつくため、海外旅行好きの人が持っている割合が高く、IDAREと相性が良いと話者は見ている。

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支払い時の還元率と為替手数料

支払い時の還元率は、WiseとIDAREが0%である。Revolutも無料プランでは0%だが、月額1,980円のメタルプランでは1%のキャッシュバックを受けられる。キャッシュバックの上限は月5,000円なので、対象になるのは実質的に月50万円の利用分までだ。

手数料のうち海外事務手数料は、3サービスとも無料である。為替レートに関する手数料について、話者は2種類に分けて説明する。1つはレートに隠れて上乗せされるスプレッド、もう1つは両替の際に明示的に取られる為替手数料である。

Wiseには隠れたスプレッドがなく、代わりに0.6〜0.8%程度の為替手数料が明示される。話者は、この手数料の分かりやすさをWise最大の魅力に挙げている。Revolutはスプレッドとして0.3〜0.6%程度が上乗せされている。為替手数料は、無料プランの場合、月30万円までかつ為替市場の営業時間内なら無料で、それ以外は0.5%または1%かかる。営業時間はおおむね平日と考えればよく、手数料がかかるのはニューヨーク時間の金曜17時から日曜18時まで、日本時間では土曜午前7時から月曜午前8時までだと話者は説明する。有料のプレミアムプラン以上では金額や時間の制限なく為替手数料が無料になる。そのため、海外で月30万円以上使う人や時間帯を気にしたくない人には、有料プランを検討してもよいという。

IDAREには複数通貨を管理する機能がないので、海外で使うと自動的にVisaの基準レートが適用され、約1%程度の国際ブランド手数料が上乗せされる。

還元率から手数料を差し引いた最大のお得度では、条件はやや複雑だがRevolutが最もお得だと話者は結論づけている。ただし3枚とも海外事務手数料が無料という前提があるので、どの通貨でもシンプルで明瞭な手数料のWise、JCBやアメックスを含む幅広いカードでチャージできるIDAREも、それぞれ勧められるとしている。

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海外ATM出金でかかる5つの手数料

海外ATMで現地通貨を引き出す場合、話者は大きく5つの手数料があると整理する。1つ目と2つ目は、支払い時と同じく為替レートに上乗せされる手数料である。3つ目はカード発行会社が取る海外ATM手数料で、1万円未満の出金で110円、1万円以上で220円という形が多い。4つ目は現地のATMを運営する銀行が別に請求するATMオーナー手数料である。タイでは220バーツ、韓国では3,600(ウォン)などが例に挙がり、この手数料が高いことで知られる場所では対策を取るよう呼びかけている。5つ目はキャッシングの利息である。デビットカードは残高から直接引き出すので利息はかからないが、クレジットカードのキャッシングは借金にあたるため、借りてから日数が経つほど利息が増える。

IDAREはプリペイドカードなので、海外ATMでのキャッシングには使えない。そこで話者は、代わりに消費者金融のアコムが発行するACマスターカードを比較対象に加えている。為替スプレッド以外の手数料をかけずに外貨を引き出せるため、海外キャッシング専用カードとして勧められるという。

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ATM出金の比較結果

為替レートへの上乗せは、WiseとRevolutでは支払い時と同じである。ACマスターカードにはMastercardの基準レートが適用され、通貨にもよるがおおむね1%程度が上乗せされる。

カード発行会社の海外ATM手数料は、Wiseが月2回・3万円まで無料で、3回目以降は1回70円、3万円を超えた分には1.75%がかかる。Revolutは無料プランでは月2万5,000円まで無料で、超過分に2%がかかる。有料プランでは無料枠が広がり、プレミアムプランは月5万円まで、メタルプランは月10万円まで無料になる。

ATMオーナー手数料については、WiseやRevolutなどのデビットカードで残高から引き出す場合は別途請求されることがある。一方、ACマスターカードを含むクレジットカードのキャッシングでは原則としてかからないようだ、と話者は説明する。このため東南アジアや韓国のようにATMオーナー手数料がかかる国では、クレジットカードのキャッシングのほうが手数料面で有利になる。出金時にはATMの画面にオーナー手数料が表示されるので、その金額を見てデビットカードとキャッシングを使い分けてもよいという。

利息については、デビットカードにはもともとかからない。ACマスターカードは年利18%で、5万円をキャッシングして30日後に返済すると740円を追加で払う必要がある。ただしACマスターカードは引き出し直後にスマホで返済でき、当日に繰り上げ返済すれば利息はゼロになる。話者はこれを非常にお得だと評価する。通常のクレジットカードでは、海外ATMで引き出したデータがカード会社に届いて繰り上げ返済できるまでに3〜4日かかるため、その分の利息が必ず発生するという。

話者のまとめは、引き出し額によって使い分けるというものだ。月5,000円から3万円程度の少額ならWiseかRevolut。Revolutの有料プランを選んでいて月10万円までの出金で足りるならRevolut。それ以上を引き出したいならACマスターカードを勧めている。

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Revolut有料プランの追加特典と違約金

Revolutの有料プランについて、話者は物理カード発行料、決済還元率、為替手数料、ATM手数料の優遇に加え、3つの特典を補足している。

1つ目はパートナーサービス特典である。プレミアムプラン以上では、NordVPNのベーシックプランなど、通常は有料の複数のサービスを無料で使える。話者は中でもNordVPNが海外利用に向いていると見ている。仮想サーバーを経由して通信を暗号化するので、現地のフリーWi-Fiでのセキュリティを強化でき、海外からでも日本のサービスや動画配信を利用できるようになるという。メタルプランではさらにフィナンシャル・タイムズとThe Athleticが加わる。話者は、海外ニュースで英語を学びながら情報収集できるフィナンシャル・タイムズを個人的に有用だと考えている。日経新聞経由で契約すると通常月1,500円程度かかるようだという。

2つ目は空港ラウンジ特典である。プレミアムプラン以上では、海外を含む空港ラウンジのパスをアプリから割引価格で購入できる。フライトが遅延した場合などには、ラウンジを無料で使えるようになるようだ。3つ目は券面デザインで、プレミアムとメタルプランでは色をカスタマイズした専用カードを無料で作成・発送できる。話者自身もメタルプランでメタル券面のカードを作り、その重厚さからステータスを感じる良いデザインだと述べている。

ただし話者は重大な注意点を挙げている。有料プランに加入して10か月以内にやめると、プラン料金2か月分の違約金がかかる。また、カスタマイズした物理カードを作成してから14日以内に解約すると、その発送料も別途かかるようだ。このため有料プランは、10か月以上加入し続ける人に向いていると話者は結論づけている。

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IDAREの年率2%ボーナス

IDAREには、残高に対して年2%のボーナスがつく仕組みがある。話者はこれを、前払いでの貯蓄に強いIDAREならではの特典と位置づけ、金利の高い銀行の普通預金と比べても圧倒的に高い水準だと評価している。

具体例として、60万円をチャージして残高にしておくと、年率2%、つまり毎月約0.167%分にあたる1,000ポイントが貯まる。残高が6万円増えるごとに、毎月のボーナスは100円ずつ増える計算になる。残高の上限は100万円なので、上限まで入れれば毎月1,666ポイントを受け取れる。目的別口座の機能もあり、100万円までの目標別の貯金にも使いやすいという。

ただし、残高を置いておくだけではボーナスはもらえない。毎月のボーナス額の5倍の金額を新規にチャージするという条件がある。60万円の例であれば、もらえる1,000円の5倍にあたる5,000円を毎月新たにチャージする必要がある。話者は、この条件を踏まえたうえで、海外旅行や留学、移住に向けた貯金に使いながら2%のポイントを狙うのも良いと述べている。

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各サービスが向いている人

最後に話者は、各サービスの強みと向いている人を整理している。

Wiseの強みは、隠れコストがなく、すべてが明確で割安な手数料であること。100万円以上の高額送金ができ、金額が大きいほど送金手数料率が下がること。海外ATMの引き出し条件が比較的良心的であること。このため、海外に長期滞在する人、海外送金、特に高額送金を頻繁に行う人、面倒な条件を気にせずシンプルな手数料体系で安心して使いたい人に向いているとする。

Revolutの強みは、条件付きではあるが海外での決済で最もお得になること。海外ATMで無料プランなら2万5,000円まで、有料プランなら最大10万円まで無料で引き出せること。有料プランにVPNやフィナンシャル・タイムズといったパートナー特典があること。留学や旅行で海外に中期滞在する人、海外決済でお得さを追求したい人、海外ATMで多めに現金を引き出したい人に勧めている。

IDAREの強みは、チャージ時のポイント還元に優れていて簡単に1.5%還元にできること、アメックスの決済修行の対象になること、年率2%の貯蓄ボーナスがあることだ。国内での利用が中心で時々の海外旅行でもお得な決済手段を探している人、アメックスで決済修行をしている人、普通預金より高い2%の貯蓄ボーナスに関心がある人に向いているという。

話者は、3つのサービスは強みと弱みがはっきり分かれているので、どれか1枚に絞らず、Wise、Revolut、IDAREを組み合わせて使うのが結局は最もお得な方法だと締めくくっている。