13年ぶりの「台風30号」発生、長雨と日照不足に苦しんだ首都圏の農家が抱く不安

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概要

日本のはるか南で台風30号が発生した。台風が1年に30個以上発生するのは2013年以来、13年ぶりである。今年は台風や長雨で農作物の生育が遅れ、ようやく天候が落ち着いたところだ。首都圏の農家は、台風が再び近づくかもしれないことに強い不安を口にしている。

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収穫を控えた白菜畑の心配

取材班が訪れたのは千葉県松戸市の農園である。畑では白菜と大根が育っているが、白菜はまだ葉がしっかり巻いておらず、ふわふわとした状態だった。農園の担当者によると、葉が固く締まるまでは出荷できない。長雨と日照不足で生育が遅れていたが、白菜はあと1〜2週間で収穫時期を迎えるという。

その大事な時期に台風発生の知らせが届いた。担当者は「雨は勘弁してほしい」と話す。

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2013年の台風30号と今回の見通し

13年前の2013年11月に発生した台風30号は、日本には被害をもたらさなかった。しかしフィリピンを直撃し、建物に被害が出て多くの死者を出した。

今回の台風30号は、週明けにはフィリピンの東で非常に強い勢力まで発達するとみられている。その後の進路は不確実だが、来週後半には日本の天気にも影響するおそれがあるという。

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冠水した畑と「取り返しのつかない秋冬」への不安

今年は数々の台風が日本を襲い、農業にも大きな打撃が出ている。松戸市の農園では、本来は隣の区画にも次々と白菜を植えていく予定だった。しかし画面右側の畑は雨水が引かず、作付けをあきらめた。

担当者によると、例年のこの時期は残暑との戦いで、暑すぎるために水をまいて対策することが多かった。今年は状況が逆である。ようやく農家としての仕事が始まったところで台風が来れば、本当に取り返しのつかない秋冬になるのではないか、と担当者は不安を語った。

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小松菜農家が受けた長雨の打撃

東京都内の小松菜農家では、取材時の小松菜は色が鮮やかになっていた。生産者は「本当に久しぶりに状態がいい」と話し、その出来に思わず笑みがこぼれる。ただ、ここまで育つかどうか不安は尽きなかったという。

長雨の時期の小松菜は細く、色も淡かった。満足に成長できず、収穫は3割減になった。この農家は普段、学校給食などに小松菜を納めているが、泣く泣く注文の数を減らした時期もあったという。生産者は「プライドずたずたですよ。悔しいし儲からないし」と振り返る。

大雨の被害はビニールハウスの中にも及んだ。屋根があるので雨は直接入らない。しかし大量の雨が降ると、周りから水がじわじわ染み込み、ハウス内の土まで柔らかくなる。人が歩いても足が沈むほどになり、そうなるとトラクターをかけられなくなるという。

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「直撃は本当に勘弁して」

天候が落ち着いてほっとしたのも束の間、再び台風がやってくるかもしれない。小松菜農家の生産者は「直撃はもう本当に勘弁してほしい」と語った。