固定資産税・自動車税・住民税をお得に払うには 電子マネーとスマホ決済の請求書払いを比較する

YouTubeで開く ↗
概要

毎年4月から6月にかけて、固定資産税、自動車税、住民税の納付書が届く。家計の味方チャンネルのこの動画は、「どうせ払うなら一番お得に払う」ための方法を整理している。話者の立場ははっきりしている。高額でなければクレジットカードでの直接納付より、電子マネーやスマホ決済アプリの「請求書払い」を勧める。なかでも還元率を重視するなら楽天ペイが最適だという。

13分で読めます

話者によると、昨年は楽天ギフトカードの購入に3%の手数料がかかるなど、楽天まわりで実質的な改悪があった。しかし今年になってiPhoneユーザーも楽天Edyを楽天キャッシュに交換できるようになり、新しいチャージルートが使えるようになった。これで楽天ペイが「最強の支払い方法」に返り咲いたと話者は見ている。

0:42

3つの税金の基本と、期限を過ぎたときのリスク

固定資産税は、毎年1月1日時点で土地や建物を所有している人にかかる。納付書は一般に4月から順次届く。一括でも年4回の分割でも納められる。後で紹介するスマホ決済の請求書払いは1回あたり最大30万円または50万円までしか払えない。そのため、一括納付でこの上限を超える場合は分割納付を話者は勧める。納付期限を過ぎると延滞金が発生し、クレジットカード納付やスマホ決済納付も使えなくなる。

自動車税・軽自動車税は、4月1日時点で車を所有している人にかかる。納付書はおおむね5月上旬に届き、多くの自治体で期限は5月末だ。以前は車検の際に、金融機関やコンビニの店頭で払ったときにもらえる納税証明書が必要だった。現在は電子的に確認できるようになり、提出を省略できる。ただし、過去に滞納がある場合、引っ越しで都道府県が変わる場合、車を売却した場合などは証明書が必要になることがある。こうしたときは店頭で納税して証明書を受け取るよう話者は注意を促す。

住民税は前年の所得に応じて課され、1月1日時点で住んでいる自治体に納める。会社員の多くは給与から天引きされる特別徴収なので、自分で払う機会は少ない。一方、個人事業主や副業収入がある人などは普通徴収となり、6月頃に届く納付書で自分で払う。住民税も一括か年4回の分割を選べる。期限を過ぎると延滞金に加えて、カードやスマホ決済での納付ができなくなる場合がある。

なお話者は、今回紹介する方法は納付書が届く他の支払いにも使えることがあると補足している。国民年金保険料や国民健康保険料といった社会保険料、電気・ガス・水道などの公共料金がその例だ。

ポイント還元を受けられる支払い方法は3つ

現金払いや口座振替もあるが、ポイント還元を受けられる方法は3種類しかないと話者は整理する。クレジットカードで直接納付する方法、電子マネーにチャージしてコンビニで納付する方法、スマホ決済アプリで納付する方法である。

3:17

クレジットカード直接納付:上限は高いが手数料と還元率低下に注意

カード納付の利点は、支払上限額が高いことだ。上限は保有カードの利用可能枠による。ただし注意点が2つある。

1つ目は手数料である。地方税の場合、1万円までは一律40円、それ以降は1万円ごとに約82円かかり、およそ0.8%に相当する。手数料負けしないためには、1%以上の還元率があるカードを使う必要がある。

2つ目は、税金や社会保険料の支払いで還元率が下がったり、還元に上限が設けられたりするカードがあることだ。話者は次の例を挙げる。

  • 楽天カード:1%から0.2%に下がる
  • dカード:1%から0.5%に下がる
  • セゾンカード:0.25%になる
  • PayPayカード:2026年6月2日以降は0.5%に下がる改悪が発表されている
  • Sony Bank WALLET:最大2%還元だが、税金・社会保険料・公共料金での還元は月1万円までに限られる

こうした理由から、高額納税のとき以外は電子マネーかスマホ決済を勧めるというのが話者の結論である。

4:45

電子マネー納付:コンビニに行く必要があり上限も低い

nanacoやWAONで払う場合は、コンビニに行く必要があり、支払上限額も低い。その代わり、支払時の手数料は基本的にかからない。チャージ時に還元率を上げる方法もあるので、普段からこれらを使っている人には向いていると話者は言う。

5:04

スマホ決済アプリ納付:自宅で完結し、最もおすすめ

スマホ決済なら自宅で完結し、支払上限額も比較的高い。手数料もかからず、チャージ時に還元率を上げる方法は電子マネーより多い。そのため話者はこれを最もおすすめとしている。

5:26

nanaco・WAONの詳細とJMB WAON

nanacoはセブン-イレブン、WAONはミニストップで納付できる。1回あたりの支払上限はどちらも基本的に5万円で、保有できる残高も同じく5万円までだ。nanacoは「センター預かり」機能を使えば最大10万円、複数枚を同時に使えば最大25万円まで払えるようだ、と話者は伝聞の形で紹介している。1回のチャージ上限は、nanacoがクレジットカードから3万円、WAONが4万9000円である。

チャージでポイントが貯まる代表的なカードは、nanacoならセブンカード・プラス、WAONならイオンカードセレクトで、どちらも0.5%分が貯まる。話者が重要だと強調するのは、Apple Pay経由なら他社カードでも還元を受けながらチャージできる点だ。おすすめとして、月1,000円以上の利用で1.5%還元になるV NEOBANKデビットと、常時1%還元のローソンPontaプラスを挙げる。ただし、プリペイド決済へのチャージを還元対象外にしているカードも多いので注意が必要だという。

JALマイルを貯めたい人向けの選択肢として、JALマイレージバンクと一体になったJMB WAONも紹介された。対象のJALカードからJMB WAONへチャージすると通常0.5%分、ショッピングマイル・プレミアム加入者は1%分のマイルが付く。さらにJMB WAONでの支払いで0.5%分が付き、合計1.5%分のマイル還元を受けながら税金を払える。ただし通常のWAONと同じく、請求書1枚あたりの上限は5万円で、超える分は現金で払う必要がある。

7:01

スマホ決済5サービスの比較

税金納付に対応するサービスとして、楽天ペイ、au PAY、ファミペイ、PayPay、d払いの5つが紹介された。いずれもチャージした残高から払う方式で、クレジットカードを支払い元にした納付はできない。支払い時の還元はないが、チャージ時に還元を受けられる。動画では、実現できる還元率の高い順に表で比較している。

7:32

楽天ペイ:目安で最大2.1%、上限50万円

話者が最も高く評価するのが楽天ペイだ。実現できる還元率は目安で最大2.1%で、1回あたりの支払上限も50万円と他より高い。ただし、楽天キャッシュに直接チャージして還元されるクレジットカードは存在しない。この還元率を出すには、楽天Edyを経由するチャージルートが必要になる。これまでEdyを楽天キャッシュに交換できたのはAndroidユーザーだけだったが、2026年2月以降はiPhoneユーザーも使えるようになった。還元率と上限額がともに最も高いことから、最もおすすめの納付方法は楽天ペイだとされる。具体的なルートは後半で説明される。

8:35

au PAY:1.5%前後、ただし月5万円のチャージ制限

au PAYで実現できる還元率は1.5%前後だ。1回あたりの支払上限は30万円だが、1か月のチャージ上限が5万円に制限されている。高額納税なら毎月計画的にチャージしておく必要がある。

チャージでポイントが貯まるおすすめカードは次のとおりだ。年間100万円の利用で合計1.5%還元になるエポスゴールド、JQ エポスゴールド、JQ セゾンゴールド。月1,000円以上の利用で1.5%還元になるV NEOBANKデビット。

また、アメックス発行のカードはau PAYへのチャージでポイントは付かないが、決済対象金額には含まれる。話者はこれを特典条件の達成に使うことを提案する。例えば、ヒルトンの一般カードは年間150万円、Marriott Bonvoyの一般カードは年間250万円の決済で高級ホテルの無料宿泊特典がもらえる。動画では、年間200万円の条件がある別のカードも挙げられていた。

一方で、ポイント付与の対象外としてdカードや三井住友カードが追加されたことにも触れている。さらに、納税するなら5のつく日と8日がおすすめで、たぬきの抽選会に参加でき、外れても最低1ポイントはもらえるという。

9:41

ファミペイ:1%前後+1件10ポイント、チャージ制限への対処法

ファミペイは、特定カードでのチャージ還元が1%前後ある。これに加えて、ファミペイ独自に請求書払い1件あたり10ポイントが付く。1回の支払上限はアプリで4万9,999円までで、ファミリーマートの店頭なら10万円まで払える。

1か月のチャージ上限は、ファミマカード以外では2万円に制限されている。iPhoneユーザーはApple Pay経由で別枠として2万円チャージできるので、合計4万円まで入れられる。チャージできるカードはJCBブランドに限られる。還元が付くおすすめは、楽天銀行デビットカード、JQ セゾンゴールド、Ponta Premium Plusだ。ただしJQ セゾンゴールドのJCBブランドは直接申し込めない。一般ステータスのJCBを持ってインビテーションを待つ必要がある。また、JCBブランドでもファミペイへのチャージを還元対象外にしているカードとして、リクルートカード、JCBのプロパーカード、P-oneカードが挙げられた。

チャージ上限が気になる人向けには、2つの代替案が示された。1つはファミマカードで月10万円までチャージする方法で、還元率は0.5%に下がる。もう1つはファミペイ独自の後払い機能「翌月払い」だ。1か月分の利用額が翌月27日に銀行口座から引き落とされる仕組みで、チャージをしないためチャージ還元はない。それでも支払いで0.5%還元を受けられる。さらに、ファミペイ残高を共有する物理カード「FamiPayカード」を持つと0.2%上乗せされ、合計0.7%になる。上限を気にしたくない人には、この方法も選択肢になると話者は言う。

11:43

PayPayとd払い:おすすめしない

PayPayとd払いは、どう工夫しても残高チャージで還元を受けられない。そのため話者は基本的に勧めず、楽天ペイ、au PAY、ファミペイのいずれかで納付するよう勧めている。

11:57

請求書払いの手順

実際の操作は3サービスともほぼ同じだ。楽天ペイとau PAYは、ホーム画面の下のほうにある「請求書払い」ボタンを押す。ファミペイは右下の「サービス」タブから「ファミペイ請求書支払い」に進み、その中の「地方税統一QR」を選ぶ。次に「請求書のコードを読み取る」ボタンを押し、起動したカメラで納付書のQRコードまたはバーコードを読み取る。支払内容の確認画面で金額を確かめて支払うボタンを押せば完了する。楽天ペイだけはポイントを支払いに使えるので、使いたい場合は確認画面で設定する。

12:42

ケース別の最適解

最後に話者は、状況ごとの選び方をまとめている。

1回50万円以上の高額納税の場合は、クレジットカードで直接納付する。その際、普段使っているカードが税金払いで還元率を下げていないか、対象外になっていないかを事前に確認するよう勧める。税金払いでも還元を十分に受けられるカードとして、次の3枚が挙げられた。常時1.2%還元のリクルートカード、常時1.3%以上の還元を受けられるP-one Wiz、年間100万円の利用で合計1.5%になるエポスゴールドである。

1回30万円以下の比較的少額な納税で、手間をかけたくない人は、手持ちのカードに応じてau PAYかファミペイを選ぶ。納税証明書が必要なケースでは、ファミリーマートの店頭でファミペイで払うのがよいという。セブン-イレブンが近ければnanaco、ミニストップが近ければWAONでもよいとしている。

ポイント還元を重視する人は楽天ペイで払う。話者は、最近の改定を踏まえた代表的なチャージルートを3つ紹介した。

楽天ペイへのチャージルート3種

14:15

JAL Payルート

JAL Payへチャージでき、そのチャージでも還元が付くおすすめカードは、P-one Wiz、Ponta Premium Plus、ローソンPontaプラスだ。注意点として、次の変更が挙げられた。

  • 2025年12月:Vポイントカード プライムがJAL Payチャージでのポイント付与対象外に
  • 2026年3月以降:三井住友カードが年間利用額の集計対象外に
  • 2026年6月以降:PayPayカードがポイント付与対象外に

V NEOBANKデビットなど一部のカードからは、チャージ自体ができなくなっている。

ルートの流れは次のとおりだ。カードからJAL Payへのチャージ還元はカードによって違うが、ここでは1.5%と置く。JAL PayからANA Payへのチャージで0.1%、ANA Payから楽天Edyへのチャージで0.5%の還元を受ける。最後に楽天Edyを楽天キャッシュに交換する。これで合計2.1%になる、と話者は計算している。

15:07

ANA Payルート

流れはJAL Payルートと同じで、起点をANA Payにする点だけが違う。起点が変わると使えるカードが変わる。ANA PayはVisa、Mastercard、JCB、ダイナースのカードからチャージできる。おすすめは、年間100万円の利用で合計1.5%になるエポスゴールド、JQ エポスゴールド、JQ セゾンゴールド、そして月1,000円以上の利用で1.5%になるV NEOBANKデビットである。また2026年4月以降、ANAダイナースカードはANAカードの中で唯一、ANA Payへのチャージで1.1%還元を受けられるようになるという。

16:00

Revolutルート

Revolutに手数料なしでチャージできるのは、Mastercardブランドのクレジットカードと、Visa・Mastercardブランドのデビットカードだ。それ以外は1.3%または1.7%の手数料がかかる。そのため、JAL PayやANA Payへのチャージでは還元がなくなる三井住友カード ゴールド、楽天カード、PayPayカードなどを活かす経路として、話者はこのルートを勧めている。VisaブランドのデビットカードもRevolutに無料でチャージできるので、Olive フレキシブルペイのデビットモードもおすすめとされた。

チャージルートの詳細は別の動画で解説しているとして、本編はここで締めくくられた。