簗農水相が高市首相に辞表を提出、事実上の更迭か 「国会審議にこれ以上迷惑をかけられない」

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概要

簗農林水産大臣が、選挙期間中に支持者を無料のシャトルバスで送迎した問題などをめぐり、高市総理大臣に辞表を提出した。報道では事実上の更迭とみられている。首相との面会を終えた簗大臣は記者団の取材に応じたが、辞任の理由を繰り返すにとどまり、首相とのやり取りや経緯についての説明は控えた。

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首相官邸での面会と辞表提出

簗大臣は午後6時半前、高市首相と面会するため首相官邸に入った。面会後、代表取材のテレビ朝日の記者から、首相と自身の進退について話をしたのかを問われ、簗大臣は「今ですね、総理に辞表を提出したところです」と答えた。

辞任の理由について簗大臣は、国会審議にこれ以上迷惑をかけるわけにはいかないこと、また農林水産行政に集中できない状況がこれ以上続くことは避けなければならないことを挙げた。首相からどのような言葉があったかという質問には、「総理とのお話についてはですね、控えさせていただきたい」と述べ、自身の意思を伝えたことだけを説明した。

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記者の質問への答え

続く各社の質問でも、簗大臣の答えはほぼ同じ内容だった。テレビ東京の記者が、さまざまな報道があった中で辞任の決め手になったのはどの点かと尋ねると、簗大臣は先ほど述べた通りだとして、国会審議と農林水産行政にこれ以上迷惑をかけられないという思いだと繰り返した。

なぜ今のタイミングでの辞任になったのか、首相から辞表を受理する意向が示されたのかという質問に対しても、簗大臣は「私の方から辞意をお伝えした」と答えるだけで、具体的な説明はしなかった。地元への説明の予定を問われると、関係者に大変な迷惑をかけたとして、今後おわびを申し上げると述べた。また、4週間での辞任をどう受け止めているかとの質問には、今は辞意を伝えた段階であり、このような形で皆さんに伝えたいと答えるにとどまった。

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問題の経緯と首相の姿勢

簗大臣をめぐっては、選挙期間中に無料のシャトルバスで支持者を送迎した問題が指摘されていた。高市首相は国会で、仮に違法性があれば「私は躊躇しない」などと述べ、違法性が強く疑われる場合には更迭も辞さない考えを示していた。

さらに簗大臣は、自治体の道路予算を大幅にカットしたと発言した問題でも批判を受けていた。野党は、行政の公平性が歪められたのではないかなどとして追及を強めていた。

政府・与党内からも「持たないのではないか」との見方が強まっていた。報道では、簗大臣は政権へのダメージや国会審議への影響を最小限にとどめるため、辞任の意向を固めたとみられている。ただし、首相が辞表を受理するかどうかや、首相とどのような話をしたのかについて、簗大臣本人は会見で明らかにしていない。