ペットショップで獣医師免許のない店員に投薬注射をさせた疑い 運営会社の代表ら4人を逮捕

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概要

獣医師ではないスタッフに、販売用の犬や猫へ薬を注射させたとして、ペットショップを運営する会社の代表ら4人が逮捕された。店舗からは投薬のマニュアルが見つかっており、警察は会社ぐるみの犯行とみている。日本テレビ「news every.」の報道をもとに、事件の経緯と、獣医療を担える人をめぐる現場の声をまとめる。

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逮捕容疑と事件の発覚

4人は、ペットショップなどを運営する会社の代表らで、獣医師法違反の疑いで逮捕された。容疑は、去年1月からおよそ1年間、大阪府内の4店舗で獣医師免許のないスタッフに指示し、販売用の犬と猫あわせて9匹に抗ウイルス薬を注射器で投与させたというものである。

この会社は今年3月の時点で、関東や関西を中心に44店舗を展開していた。「人とペットの心をつなぐ」をモットーに掲げ、店にはペットクリニックを併設し、動物の毎日の健康チェックや徹底した感染予防を行っているとうたっていた。

事件が明らかになったのは今年1月である。免許のない者がウイルスに感染した犬に注射をし、その犬が翌日に死んだとして、店舗の関係者が警察署に相談した。投薬された9匹のうち7匹が死んだという。ただし、投薬と死亡の因果関係は捜査中である。

このほか、店舗に無許可で医薬品を販売した疑いで、別の2人も逮捕されている。

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投薬マニュアルと組織的犯行の疑い

店舗からは投薬のマニュアルが見つかった。警察はこれを根拠に、組織的な犯行とみている。4人の認否は明らかにされていない。警察は、経費を削減するために会社ぐるみで違法な診察や治療をしていたとみて調べている。

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ほかのペットショップでの役割分担

ペットショップでは本来、誰が何を担当しているのか。番組は大阪市内の別の店を取材した。この店では、毎日の体調管理は獣医師の資格がないスタッフが担い、診察、薬の処方、ワクチン接種は獣医師が担当している。

この店のスタッフは、自分たちにできるのは毎日動物と接するなかで、いつもと違う様子に早く気づくことくらいだと話す。薬については、獣医師でなければ処方できないという。

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獣医師が指摘する無資格診療のリスク

資格のない人が診察する危険について、獣医師は、診断を誤ったり、投薬の内容を誤ったりするおそれがあると指摘した。教科書どおりにいかない場面は毎日のようにあり、何年経験を積んでも判断の難しさを感じることが多いという。そのうえで、何か起きたときに対応して立て直せる状態にあるかどうかも含めて、免許を持たない者が治療することにはリスクがあると述べた。

警察は、投薬と犬猫の死との関係や、マニュアルを使った指示の実態について捜査を続けている。