霊が見えるシークエンスはやともがタケヤキ翔の部屋を霊視し、昨年いちばん怖かった体験を語る

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概要

YouTuberのタケヤキ翔が、霊が見える芸人のシークエンスはやともを東京のセカンドハウスに招いた回である。前半では、はやともが部屋のどこに何がいるかを指摘し、その理由を土地の歴史と生活環境から説明する。後半では、はやともが「昨年最も怖かった体験」として雑居ビルでの心霊体験を語り、さらに小学生時代の不思議な人物の話へ移る。タケヤキはこれまでも霊が見えるという人とコラボしており、人によって流派のような違いがあるので、同じ家をはやともがどう見るのか知りたかったと企画の狙いを話している。

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「いない場所はいないと言う」という姿勢

本題の前に、タケヤキはコラボの打ち合わせでのやり取りを紹介した。当初は実際に心霊スポットへ行く案もあったが、はやともは「そこにはいないからやめておきましょう」と答え、代わりに家を見ることになった。タケヤキはこれを聞いて、行けば「いる」と言うこともできるのにそうしないのはプロフェッショナルだと感じたという。

はやともの説明では、その場所には2017〜18年ごろ、コロナ以前にスタッフやMCと一緒に行ったことがある。しかし何もいなかったため、何もできず、普通の散歩動画のようになってしまった。同じことになればタケヤキに迷惑がかかると考えて断ったのだという。暑いから外に出たくなかったわけではない、と冗談めかして付け加えている。はやともは、有名な心霊スポットでもいないところはいないと言いたいのだと話した。

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谷底の町と「忌み地」

一方で、タケヤキの家については、はやともは入ってすぐ「いますよ」と言った。理由として挙げたのは場所である。家バレしない範囲での説明として、はやともはこの町が谷底にあり、どの方向へ向かっても上り坂になっていると指摘した。

はやともによれば、谷底にある町は戦中に遺体を投げ捨てる場所だった。毎日何人も亡くなるなかで寺に入れても火葬が追いつかず、とりあえず転がしておいた。そのなかには、助からないと判断されて、まだ意識が残ったまま遺体の山に置かれた人もいたという。こうした場所は忌み嫌われてきたことから「忌み地」と呼ばれることがあり、はやともは東京はほぼ全域がそれにあたると話す。そのなかでも特にひどい場所がいくつかあり、この家がある町は「トップオブトップ」、Sランクだと評した。

これを受けてタケヤキは、大阪拠点の自分が東京にいると、場所によっては気があまり良くない感覚があって帰りたくなる、と友人と話したばかりだったと明かした。東京生まれ東京育ちのはやともは、東京は人の住む町ではない、感じやすい人は東京には住まない、と応じている。

話は新宿にも及んだ。はやともの説明では、新宿は新しくできた宿場町だから新宿であり、宿場町は隠語で風俗街を指し、そうした店がずらりと並んでいたことからこの名が付いた。現在も暴力などがあり、嫌な歴史は挙げればいくらでもあるという。

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寝室の足元から出る手と「8人」

はやともは、霊が最も集まりやすいのは寝室だと言う。タケヤキはこの部屋がセカンドハウスで、毎回慌ただしく来て帰るので片付けられず、きれいにすることをどこか諦めていると打ち明けた。

はやともが特に危ないと指摘したのは、布団の足元である。床の下から手だけが出ている状態で、枕を向こう側にして寝るタケヤキの足を引っ張ろうとしているという。タケヤキが、問題はこの部屋なのか、町なのか、東京なのかと尋ねると、はやともは冗談まじりに「東京がダメです」と答えた。

そのうえで、はやともは寝室に集まる理由を説明した。戦中に遺体が投げ込まれた場所に念が溜まりやすいのと同じで、人間でなくても多くの命が失われる場所には集まりやすくなる。布団には目に見えないだけで相当数の虫がいて、汚いほど多い。部屋をきれいにすると運気が上がるといわれるのは、浄化に近い作用があるからだという。男性の一人暮らしでは、きれい好きでも寝室は見えないところが汚れがちで、布団の手入れまでする人は少ない。そこにこの町の条件が重なっている、というのがはやともの見立てである。

手を伸ばしている霊は1体ではなく8人いて、はやともはこの辺りがかなり多いと語った。お祓いはできず、「言うだけ言って帰る」「1円にもならない悪徳霊感商法」と自虐的に笑わせた。タケヤキは「なんなら言ってほしくなかった」と返している。

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浴室に立つ女性と「知らない場所には行けない」

次に部屋を移ると、はやともは水回りには霊がいるとよく聞くが、そこにはいなかったと話した。しかし奥の扉を開けると、「やっぱりここ」と言い、人が1人立っていると告げた。30代後半くらいの女性で、体格は体重64kgのはやともより少しふくよかだという。

タケヤキが話はできるのかと尋ねると、はやともは、向こうが何か言っていれば聞けるが、この女性は何も言わず、来訪者には目もくれずタケヤキだけを見ていると答えた。かなり言いにくいこととして、亡くなったファンかもしれないと前置きしたうえで、はやともは重要な点を挙げた。幽霊は知らない情報の場所には行けない。亡くなったからといって住所が分かるわけではなく、本人をストーキングして家を突き止めることもできない。つまり家のなかにいるということは、もともとこの家を知っていた人であり、家が知られている可能性がある、というのである。

この話を受けて、タケヤキは印象に残っているファンとのエピソードを語った。80代くらいの男性が入院して余命数か月となり、その娘から何度もDMが届いたという。父は元気な頃からタケヤキの動画が大好きで、入院してからもそれを楽しみにしており、亡くなる直前まで見ていた。その後息を引き取ったと聞き、タケヤキは「この仕事をやっていて良かった」と泣けてきたという。はやともは、浴室の女性がその人だと言いたいわけではないと断ったうえで、YouTuber冥利に尽きる経験だと応じた。

浴室の女性について、はやともは悪さをしようとする様子はないとした。ただ、女性がタケヤキだけを見続け、しかも風呂場に構えていることから、性的な目で見ているのだろうとも推測している。実害があるような悪いものではなく、「布団の方が全然やばい」というのがはやともの結論だった。

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雑居ビルの「整体」で起きたこと

後半は、はやともが怪談を語るパートに移る。タケヤキが渾身のものを求め、はやともは昨年最も怖かった体験を選んだ。

はやともの仕事は、朝の取材、打ち合わせ、収録、帰宅後の撮影や編集と、一日中場所を転々とすることが多い。吉本ではこれが直前でなくなることもある。ある日、次の仕事がばらしになり1〜2時間空いたため、マッサージに行こうとホットペッパーを開いた。人気の整体はなかなか予約が取れないが、近所にずっと空きのある店があった。最悪かもしれないが話の種になると考えて予約したという。

駅から10分ほどの店は、雑居ビルと住居が混ざったような14階建ての建物の8階にあった。1階にはパブやスナック、中華料理屋が入っていた。冬のある日、エレベーターを待っていると右側の共用廊下から冷たい風が吹き、見ると廊下の先に女性が立ってこちらを見ていた。卒園式の母親のようなキラキラした短いジャケットに黒いロングスカートで、12月にしては薄着だった。よく見て、亡くなっている人だと気づいたという。

はやともは、霊でも一瞬では人ではないと分からないことがあると言い、このときは視力の低下と距離もあって気づくのに時間がかかったと説明した。明らかにおかしかったのは顔である。黒く塗りつぶされているのでも半透明でもなく、顔そのものを認識できない状態だった。

見えていると気づかれるとついてこられる可能性があるため、はやともは気づかないふりをした。「この街も変わらないな」と独り言を言いながら、古い建物でなかなか来ないエレベーターを待った。ようやく到着して扉が開くと、その女性がエレベーターのなかにいた。ここで反応すれば見えていることがばれるので、そのまま乗って8階を押した。携帯を見たり息子の写真を見たりしながら、内心では「お父さん生きて帰るからね」と思っていたという。

ところがエレベーターは、8のボタンが光っていたにもかかわらず8階を通り過ぎ、最上階の14階まで上がった。扉が開くと女性はゆっくり降りていき、共用廊下の手すりまで歩いて、そのまま下へ落ちていった。聞いたことのない「パコン」という音がして、はやともは頭蓋骨が割れたような音だと感じたが、見に行ったら終わりだと考えてエレベーターに残った。

8のボタンが消えていたので押し直して閉め、これで大丈夫だと思って降りていった。ところが8階に着いて扉が開くと、その女性が目の前に立っていた。通り抜けなければ降りられない。幽霊と分かっていても体を通り抜けるのは嫌で、特に怖い霊だったので本当は横をすり抜けたかったが、息を止めて目をつぶり通り抜けた。振り向かずに804号室まで歩きインターホンを押すと、男性が出てきて迎え入れてくれた。女性は玄関のなかまではついてこなかった。

整体そのものはとても良かった。最後に出された温かいお茶を飲んでいると、店主が「(施術をしたので)大丈夫だと思いますが、帰りはエレベーターを使わない方がいいかもしれませんね」と言った。お化けが出るからかと聞くと、そうだという答えで、はやともはそこまで来ると笑ってしまったという。扉を出るともう女性はおらず、念のため階段で降りたが1階にもいなかった。それ以降は何も起きていない。

不思議だったのは、ネットや「大島てる」で調べても、その建物には事故物件などの記録がなかったことだ。はやともは、たまたま出会ってしまった人なのかもしれないと話す。自ら命を絶つケースは事故として扱われにくく、ニュースにもならないことが多いとも指摘し、怖いと同時に少し切なかったと振り返っている。

22:26

2日間だけ現れた「グミおじさん」

時間が迫るなか、はやともはYouTubeではあまり話していないという短めの話をもう1本語った。小学生の頃、2日間だけ現れた「グミおじさん」の話である。

その男はウエストポーチから直接グミを取り出し、子どもたちに「食うか」と勧めてきた。ほとんどの小学生は口悪く断ったが、ある同級生が1人だけ食べ、「まずい、なんだこれ」と言った。男はめげずに勧め続けたが、2日で姿を消した。逮捕されたからである。グミだと思われていたものは、自分の血を固めて作ったものだったという。はやともは、ウエストポーチから直接グミを出す人には気をつけてほしいと冗談めかして締めた。

23:46

大阪の「変な人」と受け止め方

これを受けてタケヤキは、地元の大阪にも変な人がいたと話した。100円をくれと言い、あげないとずっとついてくる「100円くれおばさん」は有名だったという。60代くらいの男性がミニスカートでピンクのランドセルを背負い、地元の商店街を歩いていたこともあったと語った。また、酔っ払った大阪のおじさんが「任しとけ、わしがオバマに言うたる」と言っていたという、ある芸人から聞いた話も紹介している。

はやともは、大阪は西成のように怖い部分が取り上げられがちだが、表の通りにも普通に変な人がいると話す。東京の人が芸能人とすれ違ってもあまり騒がないのと同じように、大阪の人は変わった人がいても騒がず、「いてはるな」と受け流す。タケヤキもその感覚に同意した。

最後にはやともは、自分の唯一の長所は話しやすいことだと謙遜した。タケヤキは、話しやすかったので引き出しをもっと出せるようにしたいと感じたと応じている。動画は、タケヤキが「これからここに来るたびに、足元に8人の霊がいると思いながら寝たい」と言い、はやともが「もう1人じゃないよ」と返して終わる。