武部農水相、就任翌日の閣議後会見で初動を説明 簗前農水相との引き継ぎはなく、説明責任は「一個人として」

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概要

武部農林水産大臣は就任後初めての閣議後定例記者会見に臨んだ。記者が尋ねたのは主に二点である。一つは就任直後に省内でどのような指示や報告の聴取を行ったか。もう一つは、前任の簗前農水相との引き継ぎの有無と、公職選挙法をめぐる報道を受けた簗氏の説明責任についての考えである。会見は短く、武部大臣は当面の課題を確認している段階だと述べ、簗氏の説明のあり方については具体的な言及を避けた。

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就任直後の初動:当面の重要課題について説明を受ける

幹事社の北海道新聞の記者は、初登庁から間もない時期であることを前提に、省内に出した指示や自ら報告を求めた案件があるかを尋ねた。まだ無い場合は、今後特に指示したい事項や報告を求めたい案件を挙げるよう求めた。

武部大臣は、前日の15日から当面の重要課題について説明を受けていると答えた。例として挙げたのは三つである。一つ目は飲食料品の消費税引き下げに伴う農林漁業者などへの対応。二つ目は、一般流通用の米に関する米国との協議の状況。三つ目は米の需給状況と今後の対応である。これらについて報告を受けたという。

そのうえで大臣は、当面は参議院予算委員会への対応を最優先することになるとの見通しを示した。国会審議の状況なども踏まえながら、重要課題を十分に把握できるよう努めると述べた。会見時点で、大臣自身が新たな指示を出したという具体的な説明はなかった。

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前大臣との引き継ぎは行われず

続いて別の新聞社の記者が、前日の就任会見での大臣の発言を取り上げた。大臣は「農林水産行政を停滞させるわけにはいかない」と述べていた。記者は、通常の大臣交代時に行われる前大臣との引き継ぎが今回は無かったとみられると指摘した。そのうえで、会見当日までに簗前大臣と引き継ぎなどの話をしたかを尋ねた。

武部大臣は、前大臣と引き継ぎなどについて改めて話をした経緯は特にないと答えた。

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簗前農水相の説明責任について「どこで、どのような形で、と言うべきことではない」

同じ記者は、簗前農水相に公職選挙法に抵触する疑いを指摘する報道が出ていることにも触れた。武部大臣は前日、簗氏には一個人としてしっかりと説明責任を果たしてほしいと述べていた。記者はこの発言を踏まえ、国民の負託に応える国会議員として、簗氏にどのような場で、誰に対して、どのような説明をしてほしいと考えるかを尋ねた。

武部大臣の答えは、この問題は簗前大臣が一個人として説明責任を果たしていくことだというものだった。説明の仕方については、簗氏自身が適切に考えて説明していくものだとの認識を示した。場所や時期、形式について、自分の側から言うべきことではないとも述べた。前日の「一個人として説明責任を」という立場は維持しつつ、説明の具体的な場や対象を求める問いには踏み込まなかった。

質問はこれで終わり、会見は終了した。