畑芽育、ディズニー新ヒロイン「ビリー」の日本版声優に 空を飛んで登場し、決定時の心境と役への共感を語る

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概要

ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ビリーと魔法のはじまり』(原題:Hexed、12月4日公開)で、主人公ビリーの日本版声優を畑芽育が務めることが、都内の発表イベントで明らかにされた。ビリーは、秘められた魔法の力に目覚めて魔法使いの世界へ導かれる現代の高校生である。司会者によれば、現代の高校生がディズニーヒロインになるのは史上初だという。畑はイベントで、オーディションで役を得たときの心境、ビリーという人物の捉え方、自分と重なる部分などを語った。

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「空を飛ぶのは初めて」という登場

畑は、ビリーが作中で使う魔法になぞらえて、宙を飛ぶ演出でステージに現れた。最初の挨拶で、空を飛ぶのは自分にとっても初めてだったと明かし、ビリーの気持ちとリンクするようなワクワクした気持ちで登場したと話している。

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予告編を見て涙をこらえた

畑はオーディションを経てビリー役に決まった。決定時と発表当日の心境を問われると、「夢のよう」で、まだあまり現実味がないのが正直な感想だと答えた。さらに、自分の声が入った本予告をこの場で初めてしっかり見て、感動して涙が出そうになるのをこらえたとも明かした。

畑は、自分も周りの友達も同世代の人々も、生まれたときからディズニーアニメーションと一緒に育ってきたと思うと語る。そのアニメーションの中に自分が入り込めることが「嘘みたい」だという。発表まで友人にも家族にも誰にも伝えていなかったため、ニュースを見たら家族も友達もかなり驚くだろうと話し、早く見てほしいと述べた。

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決定を告げられたのは、撮影帰りの真っ暗な車内

役が決まったと知らされたのは、撮影帰りの真っ暗な車内だった。いつもは畑だけが後部座席に座るが、その日はマネージャーが「私も後部座席に座っていいですか」と言って隣に座ってきたという。畑は何だろうと身構え、かなり怒られるのかと思ったところ、ビリー役の決定を告げられた。本当に声が出なかったと振り返る。車内では「嘘、嘘」という気持ちで、まだ嘘だと思っていた。今もまだ信じられておらず、じわじわと実感しているところだと話した。

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ディズニーのボイスチームからのメッセージ

イベントでは、ディズニーのキャラクターボイスチームからのメッセージが紹介された。そこではビリーを「頭の回転が速く、反骨精神あふれる現代的なヒロイン」と位置づけ、畑の演技はそのイメージにぴったりで、キャラクターをよく捉えていて素晴らしいと評価している。また、少し不完全だが魅力のあるビリーが、多くの日本の人々にも勇気を与えてくれると信じている、とも述べていた。

畑はこれを聞いて「めちゃくちゃ嬉しい」と喜んだ。アフレコは右も左も分からない状態で、制作チームに支えられながら進めたといい、感謝でいっぱいだと述べた。

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擦り切れるほど見た『白雪姫』

好きなディズニーヒロインを問われると、畑はどのヒロインも魅力的で全員好きだとしたうえで、幼少期にVHSのビデオが擦り切れるほど見たという『白雪姫』を挙げた。キャラクターデザインはもちろん、物語、美しい歌声、雪のように白い肌も大好きだと語っている。

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型破りでありながら、10代の葛藤を描く物語

作品の見どころについて畑は、「いまだかつてないディズニーアニメーション」になると思うと述べた。アニメーションのカラフルな色彩がワクワクさせてくれることを挙げ、さらにビリーは型破りなヒロインだが、特に10代の女性に刺さる葛藤がしっかり描かれていると語った。物語としても勇気をもらえる作品になっていると思う、というのが畑の見方である。司会者は、等身大の部分に幅広い世代が共感できるだろうと応じた。

ビリーが向かう魔法使いの秘密の世界は「ヘックス」と呼ばれる。畑の説明では、普通の人間から離れて秘密裏に暮らす魔法使いたちの町、あるいは王国だという。映像を見ながら、あらゆることが魔法で、サプライズのように起こる世界だと感じたそうだ。自分も行けるものなら行きたいと思うほど魅力的な国だと話している。司会者は、ヘックスではなぜかビリーだけが空を飛べることが物語の重要な鍵になると紹介した。

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ビリーという人物と、畑自身との重なり

改めてビリーの人物像を問われると、畑は「型破りでいまだかつてないディズニーヒロイン」だと繰り返した。現代の高校生という設定も初めてだと思うとし、キャラクターデザインには派手なメイクや髪色など尖った部分があり、個性の強いキャラクターだと説明した。

一方で畑は、ビリーが周囲から押しつけられるルールや「普通」に苦しさを感じ、自分らしさがどこにあるのかを探し続けている、迷える10代の女の子として等身大に描かれていると話した。「普通って何だろう」は誰もが一度は考えたことのあるテーマだとし、主人公は高校生でも、大人が自分の通ってきた道を振り返る時間にもなるのではないかと述べた。

自分と似ている部分について、畑はビリーを「若干気の強さを感じる」キャラクターだと捉えている。ただ、その強さは本当は自信のなさから来る強がりなのではないかと考えているという。畑自身も根っこはあまり自信家ではないが、大きな舞台に立ったりさまざまな作品に出たりする中で、仮面のようなものをつけて何とかやりこなさなければと頑張っている。その点が似ていると感じるそうで、だいぶ自分と重ね合わせながらビリーに寄り添って演じたと語った。

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使いたい魔法は「帰宅後、お風呂に直行する力」

作中のビリーは、魔法を封じていたブレスレットが外れたことをきっかけに力に目覚める。もし魔法が使えたら何をしたいかと問われ、畑は「魔法じゃなくてもいいんじゃないかと絶対思われる」と前置きしたうえで、家に帰ってお風呂に直行する力が欲しいと答えた。座ってしまうと面倒になる、「座ったら負け」だという理由で、今日から使いたい切実な願いだと話して会場を和ませた。

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魔法使い認定試験 第1問:「変わっている」と言われたエピソード

後半は「畑芽育は魔法使いになれる?」と題したコーナーが行われた。作中では、ヘックスに入る前に本と羽ペンのキャラクターがビリーにいくつか質問する場面がある。それと同じ質問に畑が事前にフリップで答え、ヘックスに入る資格があるかを試すという趣向である。

第1問は、周囲から変わり者と言われるビリーにちなんで「人から変わっていると言われたエピソード」。畑は、まだ誰にも見せていない一面だとして「自分自身をポジティブワードでねじ伏せる」と回答した。最近、ネガティブ思考を払拭しようとしているという。前日に家事でバタバタしていたとき、家のあちこちで足の角や肘をぶつけ、思わず「もう嫌だ、いいことない」と口にした。そこで自分の言葉に対して「いいことなくはない、いいことはある」と言い返したそうだ。痛いときも「痛くない」と言うという。家で一人でやっていて変だと自覚しつつも、とても効果があるので多くの人に試してほしいと勧めた。司会者が「気合いタイプ」と評すると、畑は「パワープレイでやっていこうかな」と応じた。

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第2問:自分らしくいられる居場所

第2問は、学校や家庭に居場所がないと感じているビリーにちなみ、「自分らしくいられる居場所」。畑の答えは「実家」だった。5人きょうだいの末っ子で賑やかな家庭に育ったため、家で一人でいるとすぐ寂しくなってしまうという。そういうときはすぐ実家に帰り、母や姉、姪っ子と過ごす時間がとても幸せだと語った。最近実家で犬を飼い始め、末っ子の座を奪われそうになっているのが悩みだと笑わせたが、その犬と一緒にいられる時間も幸せだと付け加えた。

司会者は、少し変わっているところがあり、自由に生きられる場所を求めている点もビリーと同じだとして、畑を「魔法使い認定試験合格」とした。畑は作中にも登場する本に羽ペンでサインした。手が震えると緊張を見せつつ書き終え、「魔法使いの世界へようこそ」と迎えられた。

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最後の挨拶:「今できる最大限の力で」

締めくくりに畑は、公開まで2か月を切った本作を、自分も観客と同じくらい心から楽しみにしていると述べた。声優の仕事は自分にとってかなりの挑戦で、不慣れな部分もたくさんあったという。それでも今できる最大限の力を振り絞り、一生懸命ビリーに寄り添って演じたと振り返った。そして、多くの人にエールや勇気を与える、明るく楽しくハッピーな作品になっていると思うと語り、「今年の冬をビリーと一緒に過ごしてください」と呼びかけてイベントを終えた。