小泉防衛相、12日の北朝鮮弾道ミサイル発射について会見「発射は今年11回・18発以上、昨年の2倍超」

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概要

小泉防衛相は閣議後の記者会見で、12日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて記者の質問に答えた。冒頭に大臣からの発表はなく、質疑はこの1問に絞られた。小泉氏は分析の現状を説明したうえで、中国・北朝鮮・ロシアの軍事動向を挙げ、年内の安保3文書改定で対応を具体化する考えを示した。

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記者の質問:新型の可能性と韓国軍の見方

幹事社の記者は3点を尋ねた。前日の発射について、その後の分析で新たに判明したことはあるか。今回のミサイルは、3日に発射されたミサイルと同様の「AI」を搭載した新型である可能性があるか。そして韓国軍は今回の発射を韓国側の試験発射成功に対抗したものとの見方を示しているが、それも踏まえて朝鮮半島の現状をどう認識しているか、である。

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分析は日米韓で継続、発射意図は「確定的に答えるのは困難」

小泉氏は、発射された弾道ミサイルの種類や特徴などの詳細について、変則軌道で飛翔した可能性も含め、引き続き日米韓で緊密に連携して分析していると述べた。新型かどうかについて、具体的な判断は示さなかった。

韓国軍の見解については、北朝鮮による個々の発射の意図を確定的に答えるのは困難だとした。そのうえで、北朝鮮は弾道ミサイルの発射を繰り返しており、今年は今回を含めて11回、少なくとも18発を発射したと説明した。小泉氏によると、昨年と比べて回数はすでに2倍を超え、発射数は3倍程度に達している。こうした動向も含め、日本を取り巻く安全保障環境は「戦後最も厳しく複雑」だという認識を示した。

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3文書改定を前に、中国・北朝鮮・ロシアの動向に言及

小泉氏は、安保3文書の年内改定という節目を迎えることを理由に、周辺国の動向に一つずつ触れた。

中国については、透明性を欠いたまま核・ミサイル戦力を含む軍事力を広範かつ急速に増強し、東シナ海や南シナ海で力または威圧による一方的な現状変更の試みを継続・強化していると述べた。台湾周辺を含め、軍事活動も活発化させているとした。

北朝鮮については、核・ミサイル開発を続けるとともに通常戦力の増強にも力を入れていると指摘した。ロシアとの関係では、北朝鮮によるロシアへの兵士派遣や、ロシアが北朝鮮から弾道ミサイルを含む武器・弾薬を調達して使用していることを挙げ、露朝の軍事協力が深化していると説明した。

ロシアについては、ウクライナ侵略を行う一方で日本周辺でも活発な軍事活動を続けていると述べた。特に中国との間で艦艇の共同航行や爆撃機の共同飛行、各種訓練を実施しており、中露の戦略的な連携を強める動きが近年顕著になっているとした。

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各国との危機感の共有と、年内改定への意欲

小泉氏は、最近各国の大臣や要人と意見交換する機会があり、日本周辺の動向に対する危機感が以前にも増して共有されていると感じていると語った。そのうえで、年内の改定を目指す3文書の中で具体的な積み上げを行い、あらゆる事態に対応できるようにしたいと述べ、会見を締めくくった。