「どうせならいい写真を」 ノロッコ号ラストラン前に線路沿いの木を伐採した疑いで撮り鉄の男を逮捕

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概要

北海道を走るJR釧網線の鉄道用地で線路沿いの木を切り倒したなどとして、神奈川県から来た23歳の男が逮捕された。引退が迫る観光列車「ノロッコ号」を撮影するためだったとみられる。日本テレビ「news every.」の報道をもとに、事件の経緯をまとめる。

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列車の運行に危険を生じさせた疑い

逮捕されたのは渡部広大容疑者(23)である。容疑は、列車の運行に危険を生じさせたというものだ。

現場は北海道釧路町を走るJR釧網線。長年親しまれてきた観光列車ノロッコ号の引退が発表され、沿線には全国から多くの鉄道ファンが集まっていた。

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約1kmにわたる伐採と支柱の傷

その一方で、線路沿いでは異常な事態が起きていた。現場では、およそ1kmにわたって線路沿いの木が切り倒され、地面がむき出しになっていた。さらに、通信ケーブルの支柱4本に最大10cmほどの傷が見つかった。報道によれば、鋭利な刃物で刻まれたような深い傷だという。

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釧路湿原を背景に撮れる人気スポット

現場は、釧網線の遠矢駅から釧路湿原駅に向かっておよそ1.6kmの付近にあたる。釧路湿原を背景にノロッコ号を撮影できるスポットとして知られ、一部の撮り鉄が周辺に集まっていたという。

地元の人は、線路の近くでシャッターチャンスを狙って撮影している人がたくさんいると話す。ぬかるんだ場所には、足場にするためか車のタイヤが放置されたままになっていた。これを見た人は「恥ずかしいと思わないのかね」と憤りを口にした。

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神奈川から訪れ、倒した木を通信ケーブルに接触させた疑い

こうした状況のなかで、一線を超える事件が起きた。警察によると、渡部容疑者はノロッコ号の引退が迫る9月30日に神奈川県から北海道を訪れ、線路脇の敷地に侵入。持参した道具で木を伐採し、信号の切り替えなどに使われる通信ケーブルに倒れた木を接触させた疑いが持たれている。

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「少しでも条件を良くしたくて木を切った」

渡部容疑者は調べに対して容疑を認めている。捜査関係者によると、天気が良く、夕暮れ時に走る特別なノロッコ号を撮影するラストチャンスで、それを逃したくなかったと供述しているという。さらに「どうせならいい写真を撮りたい」「少しでも条件を良くしたくて木を切った」という趣旨の話もしているとされる。

番組は、この行為を鉄道の安全を脅かす悪質なものと伝えた。警察は事件の詳しい経緯を調べている。