みずほ楽天カードと楽天ブラックカードの2枚持ちをどう使い分けるか:普段使い2%還元とクレカ積立3.2%還元
家計の味方「家計の味方チャンネル」の話者は、2026年9月にみずほ楽天カードの還元率が2倍になり、2027年1月からは楽天ブラックカードのクレカ積立還元率が最大3.2%に上がることを受けて、楽天証券で投資している人にはこの2枚の組み合わせが最も効率的だと考えている。話者自身もこの2枚持ちを目指している。動画では、まず2枚の改定内容を確認し、それぞれのスペック、楽天経済圏での優遇、注意点を比較したうえで、普段の決済はみずほ楽天カード、投資と海外利用は楽天ブラックカードという役割分担を提案している。
みずほ楽天カードの改定:常時2%還元になった仕組み
改定後のみずほ楽天カードでは、楽天カードで支払ったときに付く楽天ポイントの通常分と同じ額のみずほポイントが、上限なしで付与される。そのため、他の楽天カードの基本還元率が1%なのに対し、みずほ楽天カードは2%になる。楽天証券でのクレカ積立も、一般の楽天カードの0.5%に対してみずほ楽天カードは1%になる。
話者は他の人気カードと比べてこの水準を評価している。年会費無料の高還元カードとして知られるリクルートカードは1.2%還元である。三井住友カード ゴールドやエポスゴールドカードのような「100万円修行」系のゴールドカードは、年間100万円を使ってようやく1.5%還元になる。100万円を超えた分にはボーナスポイントがないため、使うほど実質還元率は下がっていく。一方、みずほ楽天カードには年間利用額の条件がまったくなく、常に2%還元である。話者は、このスペックがいつまで続くかは分からないと断ったうえで、年会費無料・上限なし・利用先を問わず常時2%というカードは現時点で他にないため、今のうちに使い倒すのがよいと述べている。
楽天ブラックカードの改定:前年400万円利用で積立3.2%
楽天ブラックカードは、2027年1月の買付分から、前年1月1日〜12月31日の楽天カードの年間ショッピング利用額が400万円以上あれば、クレカ積立の還元率が現行の2%から3.2%に上がる。毎月の上限10万円まで積み立てた場合、年間で最大3万8400ポイントになる。
この400万円の集計からは各種手数料が除外される。一方で、楽天カードから楽天キャッシュへのチャージ分や、みずほ楽天カード・楽天ビジネスカードを含めて複数枚持っている楽天カードの利用分は集計対象に入りそうだ、と話者は見ている。楽天証券ではクレカ積立とは別に、楽天キャッシュで毎月5万円(年間60万円)の積立を0.5%還元で設定できる。常時2%のみずほ楽天カードや、経費決済に使える楽天ビジネスカードの利用分も入るので、400万円は達成しやすい方だと話者は考えている。
他社の証券会社と比べると、SBI証券でクレカ積立ができる三井住友カードの最上位「Olive インフィニット」は年間500万円以上の利用で3%、700万円以上で4%である。三菱UFJ eスマート証券でクレカ積立ができる三菱UFJカードのプラチナは、年間100万円以上で2%、700万円以上で7%還元である。話者は、決済のしやすさまで含めれば、楽天ブラックカードの「400万円で3.2%」はかなりよい水準だと評価している。
楽天ブラックカードは海外旅行特典も手厚い。世界中の空港ラウンジを使えるプライオリティ・パスが同伴者2名まで無料になり、治療費用300万円の海外旅行傷害保険が自動付帯する。話者によれば、この2つがそろっているのはこのカードだけである。Mastercardブランドを選べるため、Revolutへ手数料無料でチャージでき、楽天カードの海外事務手数料が高いという弱点も解消できる。こうした理由から、話者は通常の決済はみずほ楽天カード、投資と海外利用は楽天ブラックカードと使い分けるのが効率的だと考えている。
みずほ楽天カードの基本スペックと口座の縛り
みずほ楽天カードの年会費は、一般の楽天カードと同じく永年無料である。家族カードは2枚まで永年無料で発行できる。ETCカードは楽天カード1枚につき1枚発行でき、通常は年会費550円だが、楽天会員ランクがプラチナ以上なら無料になる。プラチナ会員の条件は、直近6か月で2000ポイント以上かつ15回以上楽天ポイントを獲得することだ。楽天カードの決済だけなら半年で20万円にあたり、楽天市場や楽天トラベルなども使っていればすぐ達成できるので難しくない、と話者は言う。
国際ブランドはVisaのみで、引き落とし口座もみずほ銀行に限られる。メインバンクが別にある人は毎回みずほ銀行へ送金する必要があり、かなり面倒に感じるだろうと話者は認めている。ただし、みずほ銀行の使い勝手は意外と悪くない。みずほ楽天カードを月1回以上使えば、みずほマイレージクラブの特典で他行宛振込手数料とコンビニATM手数料が月3回まで無料になる。対応する銀行口座間で無料送金できる「ことら送金」やAir Walletにも対応しているため、資金移動で手数料がかかる場面はほとんどないと話者は見ている。そして何より常時2%還元なので、口座の縛りを受け入れても使う価値は十分あるというのが話者の判断である。
還元率が下がる支払い先でもみずほポイントは上乗せされる
還元の内訳は楽天ポイント1%とみずほポイント1%である。原則として、通常分として付く楽天ポイントと同額のみずほポイントが二重に付く。この上乗せは、楽天カードの還元率が下がる支払い先にも適用される。
楽天カードでは、生命保険などの保険料、通信費、海外利用分、楽天Edyへのチャージ分は0.5%還元に半減する。電気・ガス・水道などの公共料金、税金、国民年金保険料は0.2%還元に下がる。みずほ楽天カードではここにも同額のみずほポイントが付くため、前者は1%、後者は0.4%になる。話者は、0.4%はまだ物足りないものの、保険料や通信費などの固定費で1%還元は比較的高い水準だと評価している。
楽天市場・楽天証券・楽天トラベルでの優遇
楽天市場では、一般カードが常時3%還元のところ、みずほ楽天カードはみずほポイント1%が加わって常時4%になる。ゴールドカード以上なら誕生月に+1%で最大4%、プレミアムカード以上なら毎週火曜・木曜に+1%で最大5%になる。ただしみずほ楽天カードは誕生月や曜日を気にせず常に4%なので、買い物のタイミングを選ばずに済む分、こちらが合う人も多いと話者は考えている。なお、楽天カード特典分の月間還元上限ポイントはプレミアムカード以上の方が高いため、楽天市場で月10万円を超える高額決済をするならプレミアムカード以上が有利という点は残る。
楽天市場のSPUには、楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行にすると+0.3%になる条件がある。みずほ楽天カードはみずほ銀行しか引き落とし口座に設定できないため、1枚だけだとこの0.3%は諦めることになる。しかし、2枚持ちしているもう1枚の楽天カードの引き落とし口座が楽天銀行なら、みずほ楽天カードの利用分もこの+0.3%の対象にできる。話者はこれを2枚持ちのメリットの1つに挙げている。
楽天証券のクレカ積立は毎月10万円までで、一般カードの0.5%に対してみずほ楽天カードは1%になる。公式ページには一般カード最大1%、みずほ楽天カード最大2%と書かれているが、この「最大」が適用されるのは販売会社の代行手数料が年0.4%以上の銘柄、つまり主にアクティブ型の投資信託だけである。オルカンやS&P500で人気のeMAXIS Slimシリーズや楽天シリーズは対象外なので、多くの人にとっては1%還元だと考えておくべきだと話者は注意を促している。
楽天トラベルでは、エントリーと楽天カードでの事前決済で一般カードは2.5%還元になり、みずほ楽天カードはみずほポイント分が加わって3.5%になる。話者はこの点から、楽天証券の積立と楽天トラベルについては、年会費1万1000円のプレミアムカードと同等の還元を年会費無料で受けられるとまとめている。
楽天ペイと楽天Edyでの使い方
楽天カードは、自社の電子マネーである楽天ペイ(楽天キャッシュ)と楽天Edyへオートチャージできる。楽天カードから楽天ペイ残高へのチャージにはポイントが付かないが、楽天ペイを残高払いで使うと最大1.5%還元になる。ただしこの1.5%を受けるには月2回以上楽天ポイントカードを提示する必要があり、満たせないと1%に下がる。
話者がすすめるのは、楽天ペイの支払い元をチャージ残高ではなく、みずほ楽天カードを紐付けたカード払いにする方法である。こうするとみずほ楽天カードで直接払ったのと同じ扱いになり、楽天ペイでも常時2%還元になる。楽天ペイには残高払いだとポイント対象外になる店舗が多いが、カード払いならそうした店舗でも2%還元を受けられる。そのため話者は、みずほ楽天カードを持っているなら楽天ペイはカード払いに固定しておく方が楽だと述べている。楽天Edyへのチャージは楽天カードでは0.5%還元に半減するが、みずほ楽天カードならその2倍になり、楽天カードの中で唯一1%還元でチャージできる。
みずほ楽天カードの注意点
話者はみずほ楽天カードの注意点を4つ挙げている。
1つ目は、申し込んだだけでは2%還元にならないことだ。みずほマイレージクラブへの入会、みずほダイレクトの契約と初回登録、みずほポイントモールへの初回アクセスと規約への同意、カードの口座振替設定の完了。この4つを、2%にしたい月の月末までに済ませる必要がある。1つでも欠けるとその月は丸ごと対象外になり、設定の反映にも2〜3営業日かかる。そのためカードが届いたらすぐ済ませるべきだという。
2つ目は、みずほポイントの使い道である。みずほポイントの有効期限は2年だが、楽天ポイントに交換すると期間限定ポイントになり、有効期限は最長6か月になる。期間限定の楽天ポイントは、カード利用代金への充当、楽天証券でのポイント投資、他ポイントへの交換には使えず、楽天市場や楽天トラベルなどでの支払いに使うしかない。一方、PayPayポイントとdポイントには通常ポイントとして交換できる。そのため話者は、失効リスクを避けたいなら出口はPayPayポイントかdポイントがよいとしている。なお、みずほポイントから他社ポイントへは直接交換できず、みずほギフトへのチャージを経由する。
3つ目は、2%にならない支払い先が意外と多いことだ。前述のように、保険料・通信費・海外利用分・楽天Edyチャージは1%、公共料金・税金・国民年金保険料は0.4%になる。楽天ペイ残高を含め、プリペイド決済へのチャージはポイント付与の対象外のままである。Mastercardブランドの楽天カードなら唯一Revolutに手数料無料でチャージでき、1%還元も受けられる。しかしみずほ楽天カードはVisaのみで、Revolutへのチャージには1.7%の手数料がかかるため、話者はおすすめしないとしている。また、ポイントは月間利用額ではなく1回の決済ごとに100円につき2ポイントで計算され、100円未満は切り捨てになる。少額決済で取りこぼしが出る構造は一般の楽天カードと同じである。
4つ目は、楽天カードの保有枚数の制限だ。楽天カードは基本的に1人2枚までで、すでに2枚持っている人はそのままでは申し込めない。保有中の1枚が楽天銀行カード、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天カードアカデミーの場合は、みずほ楽天カード自体に申し込めない。なお「楽天銀行カード」と「楽天銀行デビットカード」は別物で、デビットカードは2枚の枠に数えられないので、手元のカード名を確認してほしいと話者は呼びかけている。
楽天ブラックカードの申込条件と500万円の集計範囲
楽天ブラックカードに申し込むには、楽天プレミアムカードで年間500万円の決済が必要になる。公式ページによれば、この500万円の集計から外れるのはポイントでの支払い分だけで、楽天カードで請求される金額はすべて集計に入る。具体的には、プレミアムカード以外の2枚目の楽天カード、家族カード、ETCカード、プレミアムカードに追加できるビジネスカードの利用分、カードの年会費や手数料、楽天キャッシュへのチャージ、投資信託のクレカ積立まで対象になると公式ページに明記されている。
話者にとって大きいのは、投資分、税金の支払い分、ビジネスカードの利用分、2枚目のみずほ楽天カードの利用分まで入ることだ。話者は自分の場合の内訳を次のように見積もっている。楽天カードの毎月10万円のクレカ積立で年120万円。楽天キャッシュの毎月5万円の積立で年60万円。楽天キャッシュを使った楽天ペイの請求書払いで、税金・社会保険料がおよそ100万円。ビジネスカードの経費決済で年120万円。残りの100万円は、普段の買い物を集めているみずほ楽天カードの利用分で埋まる。こうして年間500万円の決済にはある程度めどがついていると話している。
注意点として、申込条件の500万円と、積立3.2%の判定に使う400万円とでは、集計範囲が少し違う。400万円の方はクレカ積立分や各種手数料が集計対象外になっている。一方、楽天キャッシュへのチャージ分と、みずほ楽天カードやビジネスカードを含めた複数枚の楽天カードの利用分はどちらの判定にも入る。楽天キャッシュ積立の60万円、税金・社会保険料の100万円、経費決済の120万円、みずほ楽天カードの100万円はそのまま両方に使える。そのため話者は、2枚持ちを前提にすれば400万円も500万円も、他社の決済修行系カードと比べてそれほど高いハードルではないと考えている。
プレミアムカードとブラックカードの基本スペック比較
年会費はプレミアムカードが1万1000円、ブラックカードが3万3000円である。家族カードは本会員1人につき2枚まで発行でき、プレミアムカードは1枚あたり550円かかるのに対し、ブラックカードは2枚とも無料だ。家族カードの利用分も400万円・500万円の集計に入るので、18歳以上の家族がいるならプレミアムカードの段階で発行しておきたいと話者は言う。ETCカードはどちらも無料である。
ビジネスカードは、プレミアムカードにのみ年会費2200円を追加で払って発行できる。ブラックカードになった後も年会費を払い続ければ使い続けられるが、ブラックカードになってから新規に申し込むことはできない。経費決済を集計に含めたい人はプレミアムカードのうちに発行しておくべきだという。利用可能枠は審査によるが、プレミアムカードが最高300万円、ブラックカードが最高1000万円で、この枠はみずほ楽天カードやビジネスカードを含む楽天カード全体で共通になる。
国際ブランドはMastercardをすすめる理由
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Expressから選べる。話者はMastercardが一番のおすすめだとし、実際に自分もMastercardで申し込んでいる。理由は、楽天カードは基本的にプリペイド決済へのチャージにポイントが付かないが、Mastercardブランドなら唯一Revolutへ手数料無料でチャージでき、同時に1%還元も受けられるためである。Revolutにチャージした後は、ANA Payや楽天Edyに回してさらに還元率を高めたり、Vポイント Payを経由してモバイルSuicaに高還元でチャージしたりできる。Revolut自体も海外現地や海外事業者への支払いで海外事務手数料を無料にできるので、楽天カードで通常3.63%かかる海外事務手数料を避けられる。
楽天ブラックカードは国際ブランドごとに付帯特典が変わる。Mastercardでは「Taste of Premium」の中に、対象の高級レストランを2名以上で利用すると1名分が無料になる「招待日和」がある。Visaを選べばVisaのキャンペーンに参加できる機会はある。それでも、2枚目のみずほ楽天カードがVisaなので、ブラックカードをMastercardにしておけばブランドも分散できて使いやすい、というのが話者の考えである。
すでにMastercard以外のブランドで楽天ブラックカードを持っている人には、別の方法も紹介されている。アルペングループ楽天カードは楽天カード2枚上限の例外として3枚目に発行でき、その利用分も400万円と500万円の両方の判定に入る。話者は、ブランドを変えるためだけに解約・再発行するより、アルペングループ楽天カードのMastercardをRevolutチャージ用に追加する方が現実的だと述べている。
楽天経済圏での優遇:実質的な差は楽天証券だけ
楽天市場では、プレミアムカードもブラックカードも最大5%還元にできる。内訳は楽天市場の通常分1%、SPUの通常分1%、楽天カード特典分1%で、ここまでは一般カードと同じだ。違うのは特典分の月間上限で、一般カードとゴールドカードは1000ポイント(月10万円利用分)まで、プレミアムカードとブラックカードは5000ポイント(月50万円利用分)まで付く。火曜・木曜の+1%もどちらも対象である。
楽天証券の積立還元率は、プレミアムカードがみずほ楽天カードと同じ1%なのに対し、ブラックカードは現行2%、2027年1月買付分からは前年400万円以上の利用で3.2%になる。毎月10万円積み立てた場合、プレミアムカードは年1万2000ポイント、ブラックカードは2%で2万4000ポイント、3.2%なら3万8400ポイントになる。年会費の差は2万2000円なので、これまでは投資還元のアップだけでは差額の元を取れなかった。しかし3.2%を実現できれば、積立の差額だけで年会費差額の大半を回収できる計算になると話者は説明している。
その他の優遇は次のとおりである。楽天銀行の普通預金金利は、プレミアムカード保有で+0.02%、ブラックカード保有で+0.06%になる。楽天トラベルはどちらも3.5%還元で、みずほ楽天カードとの差もない。楽天モバイルでは、プレミアムカードで毎月5GB分、ブラックカードで毎月10GB分の割引クーポンがもらえる。楽天モバイルの料金は3GB・20GB・無制限の3段階なので、プレミアムカードなら25GBまで、ブラックカードなら30GBまでの利用であれば、クーポンで1段階安い料金になり最大1100円分得になる。楽天ぐるなびでは、プレミアムカードで3%、ブラックカードで5%に還元率が上がる。通常は過去3か月で10人以上予約しないと高いランクに上がらないが、プレミアムカード以上なら無条件で適用されるので、飲み会の幹事をよく引き受ける人向けだという。さらに、プレミアムカード以上なら楽天マガジンで雑誌を月3冊まで、Rakuten Musicで月5時間まで無料で利用できる。
話者は、楽天経済圏のポイント還元でプレミアムカードとブラックカードに大きな差があるのは、実質的に楽天証券の投資還元率だけだとまとめる。年会費を差し引いた獲得ポイントで比べると、みずほ楽天カードと楽天ブラックカードの差は6600円分あるとし、これを付帯特典で取り戻せるかで判断してほしいと述べている。
付帯特典:海外旅行に寄ったブラックカードの価値
ラウンジは、プレミアムカードもブラックカードも国内35か所とハワイのカードラウンジを同じ条件で利用できる。ハワイには楽天カード独自のラウンジもあり、同伴者5名まで無料で、プレミアムカードは年20回まで、ブラックカードは回数制限なしで使える。プライオリティ・パスは、プレミアムカードが年5回までなのに対し、ブラックカードは回数制限なしで同伴者2名まで無料である。ただし空港ラウンジ以外のレストランやリフレッシュ施設は使えない点に注意が必要だという。
海外旅行傷害保険は、ブラックカードの方が補償額が基本的に高く、すべての項目がカードを持っているだけで適用される自動付帯なので、より安心だと話者は評価する。国内旅行傷害保険も、プレミアムカードは最高5000万円、ブラックカードは最高1億円が自動付帯し、入院・手術・通院まで一定額が補償される。購入した商品の破損・盗難・火災などを補償するショッピング保険は、どちらも年間300万円まで付く。ブラックカードにはこのほか、プレミアムカードにはないコンシェルジュサービス、年2回までの空港手荷物宅配サービス、国際ブランドごとのレストラン優待やホテル優待がある。ブランド別の例としては、Mastercardの招待日和のほか、JCBではUSJ内のラウンジを年1回利用できる特典がある。
話者は、ブラックカードの付帯特典は海外旅行に寄っていると見る。家族や友人と年1回でも海外旅行に行く人なら、プライオリティ・パスの同伴者無料と自動付帯の保険だけで年会費差額の元は十分取れるだろうとし、逆に海外旅行に行かない人はみずほ楽天カードだけで十分だとも述べている。
楽天ブラックカードの注意点
1つ目は、500万円を達成しても審査に通るとは限らないことだ。楽天ブラックカードは、プレミアムカードを1年間保有し500万円の請求があったうえで、改めて申し込みと審査が必要になる。500万円を達成したのに審査で否決されたという体験談も複数あるため、1年間決済を積み上げても取得できない可能性があることを認識しておくべきだという。話者自身も最近法人を作ったばかりで信用力はないと思われるため、審査通過を信じるしかない状況だと話している。
2つ目は改悪のリスクである。ブラックカードを持つ決め手になるプライオリティ・パスの同伴者条件と海外旅行傷害保険の適用条件は、他社カードで改悪が続いている部分だ。年会費16万5000円のアメックス・プラチナでさえ、プライオリティ・パスで無料になる同伴者は1名まで、海外旅行傷害保険は2026年10月分から自動付帯から利用付帯に変わった。話者は、楽天モバイルの影響もあって楽天の財務状況は厳しいと思われるとし、改悪の可能性を前もって認識しておくべきだとしている。
3つ目は年会費の優遇がないことだ。三井住友も三菱UFJも、普通預金と証券口座の資産残高が合計3000万円以上なら最上位カードの年会費を無料にする条件を打ち出している。楽天ブラックカードも、楽天銀行や楽天証券の資産残高に応じた年会費優遇を打ち出すかどうかは今後に期待したいと話者は述べている。
話者の使い分けと入会時の注意
話者の個人的な使い分けは次のとおりである。楽天ペイのカード払いを含め、日常の決済はみずほ楽天カードに集約する。楽天証券の投資、楽天キャッシュへのチャージ、Revolut経由の海外利用は、現在の楽天プレミアムカード(Mastercardブランド)で行う。
入会方法について、みずほ楽天カードは引き落とし口座がみずほ銀行に限られるため、口座がない人は口座開設から始めることになる。話者によれば、現在みずほ銀行では口座開設とみずほ楽天カード入会の組み合わせで最大5万円相当のポイントがもらえるキャンペーンを実施している。ただし、みずほ銀行の口座開設はポイントサイトの案件と併用できないので、獲得ポイントの多い方に参加するとよいという。すでに楽天カードを2枚持っている人は1枚解約してから申し込むことになるが、解約後の申し込みは2枚目の入会特典の対象外になる点にも注意が必要だ。楽天プレミアムカードを含む楽天カードの入会・アップグレードキャンペーンは時期によってポイント数がかなり変わるため、申し込む前に最新内容を確認してほしいと話者は締めくくっている。
こんにちは。家計の味方チャンネルです。2026年9月にみずほ楽天カードの還元率が2倍に、2027年1月からは楽天ブラックカードのクレカ積立時の還元率が最大3.2%に改善されたことで、楽天証券で投資しているならこの2枚の組み合わせが最強だと思いましたので、自分自身も目指そうと思います。
最初にこの2枚の改善された内容から確認していきます。まず、みずほ楽天カードの改定について、楽天カードで支払った時に獲得できる楽天ポイントの通常分と同じ額のみずほポイントが上限なしで貯まるようになりました。これによって基本のポイント還元が、みずほ楽天カード以外の楽天カードは1%還元のところ、みずほ楽天カードは2%還元に、楽天証券でのクレカ積立時の還元率は一般の楽天カードは0.5%還元のところ、1%還元に上がりました。
年会費無料の高還元クレカとして有名なリクルートカードは1.2%還元。三井住友ゴールドカードやエポスゴールドカードなど人気な100万円修行系のゴールドカードも、年間100万円を利用してようやく1.5%還元になり、100万円を超えた分にはボーナスポイントがないため、使えば使うほど実質の還元率は下がっていきます。それに対してみずほ楽天カードは年間利用金額の条件が一切なく、常時2%還元です。
このスペックがいつまで続くかは分かりませんが、現時点で年会費無料、上限なし、利用先を問わず常時2%の高還元カードは他にはありませんので、今のうちに使い倒しておくのが良いと思います。
続いて楽天ブラックカードの改定について、2027年1月の買付から、楽天カードの前年1月1日から12月31日までの年間ショッピング利用金額が400万円以上あれば、クレカ積立時の還元率が現行の2%から3.2%に引き上がります。毎月10万円の上限まで投資した場合、年間で最大3万8400ポイントになります。
この年間400万円利用の集計対象外サービスとしてクレカ積立、各種手数料がありますが、それ以外の楽天カードから楽天キャッシュへのチャージや、みずほ楽天カードや楽天ビジネスカードを含め、複数枚持ちしている楽天カード利用分は集計対象に入りそうです。楽天証券ではクレカ積立分とは別に、0.5%還元で楽天キャッシュの積立が毎月5万円分、年間で60万円分設定できる上で、還元率が常時2%還元と非常に高いみずほ楽天カードや、経費の決済ができる楽天ビジネスカードの利用分も入ることで、決済はかなりしやすい方だと思います。
他社の証券会社と比較をしてみても、SBI証券でクレカ積立ができる三井住友・Oliveの最上位インフィニットは年間500万円以上の利用で3%、700万円以上で4%。三菱UFJ eスマート証券でクレカ積立ができる三菱UFJプラチナは年間100万円以上利用で2%、700万円以上で7%還元です。楽天ブラックカードの400万円利用で3.2%還元の条件は、決済のしやすさを含めれば結構いい線だと思います。
他にも楽天ブラックカードは海外旅行特典が手厚く、特に世界中の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスが同伴者2名まで無料、治療費用300万円の海外旅行傷害保険が自動付帯の2つが揃っているのはこのカードだけです。マスターカードブランドも選択できるため、Revolutに手数料無料でチャージができ、海外事務手数料が高いデメリットも解消することができます。
ということで、通常の決済利用はみずほ楽天カード、投資や海外利用分は楽天ブラックカードといったように使い分けると、かなり効率が良いと思います。ただし、どちらのカードにも注意点がありますので、ここからはみずほ楽天カードと楽天ブラックカードの特徴をより具体的に確認していきます。
まず、みずほ楽天カードの基本スペックを一般の楽天カードと一緒に確認していきます。本会員の年会費はどちらも永年無料です。追加カードについては、家族カードは2枚まで発行でき、こちらも永年無料。ETCカードは楽天カード1枚に対して1枚だけ発行でき、通常は年会費550円かかりますが、楽天会員ランクがプラチナ以上であれば無料になります。
ちなみに、このプラチナ会員は直近6ヶ月間で2000ポイント以上、かつ15回以上楽天ポイントを獲得することが条件です。楽天カードの決済だけなら半年間で20万円。楽天市場や楽天トラベルなど、他の楽天経済圏サービスも使っていればすぐに貯まりますので、そこまで難しくないと思います。
国際ブランドはみずほ楽天カードはVisaブランドのみ選択可能。引き落とし口座もみずほ銀行のみという縛りがあります。メインの銀行口座を他で使っている人は都度みずほ銀行に送金する必要がありますので、結構面倒に感じると思います。ただ、みずほ銀行の使い勝手は意外と悪くなく、みずほ楽天カードの利用が月に1回以上でもあれば、マイレージクラブの特典で他行宛振込手数料とコンビニATM手数料が月間3回まで無料にすることができます。
また、対応している銀行口座間であれば無料で相互に送金できる仕組みのことら送金や、エアウォレットにも対応していますので、資金移動で手数料がかかる場面はほとんどないと思います。そして何よりもポイント還元率が常時2%と非常に高いので、口座の縛りを受け入れても使う価値は十分あると思います。
内訳は楽天ポイント1%分とみずほポイント1%分。原則、通常分として還元される楽天ポイントの同額が、みずほポイントでもダブルで還元されます。なお、楽天カードの還元率が落ちる対象サービスでも同様に適用されます。楽天カードでは生損保等の保険料、通信費、海外利用分、Edyのチャージ分は0.5%還元に半減。電気、ガス、水道など公共料金、税金、国民年金保険料は0.2%還元に落ちます。
みずほ楽天カードの場合、ここにも同額のみずほポイントの還元がありますので、保険料、通信費、海外利用分、Edyのチャージ分は1%還元にアップ、公共料金、税金、国民年金保険料は0.4%還元にアップするということになります。0.4%還元はまだ物足りない水準にはなりますが、保険料、通信費で1%還元は、固定費の支払いの還元率としては比較的高い水準だと思います。
続いて楽天経済圏サービスでは、さらに還元の優遇を受けることができます。まず楽天市場です。内訳はこちらの通りで、一般カードが常時3%還元のところ、みずほ楽天カードはみずほポイント1%の分が乗って、合計4%還元にすることができます。ゴールドカード以上なら誕生日月にプラス1%で最大4%還元、プレミアムカード以上なら毎週火曜日、木曜日にプラス1%還元で最大5%の還元を受けることができますが、みずほ楽天カードは誕生日月や曜日を気にすることなく常時4%還元です。
お買い物のタイミングを選ばずに使える分、みずほ楽天カードの方が合っている人も多いと思います。一応、楽天カード特典分の月間の還元上限ポイント数はプレミアムカード以上だと高く設定されていますので、楽天市場で月間10万円以上の高額な決済をするならプレミアムカード以上の方が良いという特徴は残されています。
ちなみに楽天銀行のSPUの条件には、楽天カードの利用代金の引き落とし口座を楽天銀行に設定すると、プラス0.3%分が上乗せされる特典があります。みずほ楽天カードはみずほ銀行しか引き落とし口座に設定できないため、みずほ楽天カードだけだとこの0.3%分は諦める必要があります。ただ、今回の動画のように他の楽天カードと2枚持ちをしていて、そちらの引き落とし口座が楽天銀行になっていれば、みずほ楽天カードの利用分もこのプラス0.3%の対象にすることが可能です。ここも2枚持ちのメリットの1つです。
続いて楽天証券です。毎月10万円分までクレカ積立ができ、一般カードは0.5%還元ですが、みずほ楽天カードは通常分の楽天ポイントと同額のみずほポイントがつきますので、1%還元にアップします。ちなみに公式ページには一般カードは最大1%還元、みずほ楽天カードは最大2%還元と記されていますが、この最大還元の対象は販売会社の代行手数料が年0.4%以上の銘柄、つまり主にアクティブ型の投資信託だけです。オルカンやS&P500で人気のeMAXIS Slimシリーズや楽天シリーズは対象外になりますので、多くの人にとっては1%還元だと認識しておきましょう。
楽天トラベルでもエントリーかつ楽天カードの事前決済で、一般カードは2.5%還元に上がりますが、みずほ楽天カードはみずほポイントの還元分も合わせて3.5%の還元になります。つまり楽天証券でのクレカ積立も楽天トラベルも、年会費1万1000円のプレミアムカードと同等の還元を年会費無料で受けることができるということになります。
続いて楽天カードは全種、自社の電子マネーである楽天ペイ残高と楽天Edyへオートチャージができます。まず楽天ペイについて、楽天カードから楽天ペイ残高へのチャージでポイント還元自体はありませんが、楽天ペイで残高払いをすると最大1.5%還元を受けることができます。この1.5%の還元を受けるためには、月間で楽天ポイントカードを2回以上提示する必要があり、2回以上提示できない場合は1%還元に還元率が落ちます。
ただし、こちらに関しても楽天ペイの支払い元にチャージではなく、みずほ楽天カードを紐付けた楽天カード払いにすれば、みずほ楽天カードで直接支払っているのと同じ扱いになり、楽天ペイでも常時2%還元になります。ちなみに楽天ペイには残高払いだとポイントの対象外になる店舗が多いですが、楽天カード払いであれば、そういった店舗でも2%の高還元を受けることができますので、みずほ楽天カードを持っているなら、楽天ペイの支払いはカード払いで固定しておく方が楽だと思います。
そして楽天Edyに対しても、楽天カードの還元率は0.5%に半減しますが、オートチャージが可能です。ただ、ここに関してもみずほ楽天カードの還元率は2倍になりますので、唯一1%の還元で楽天Edyにチャージが可能です。このように楽天の電子マネー周りでも、一般カードよりもみずほ楽天カードの方が、みずほポイントの分だけ還元率が高い状況です。
一方でみずほ楽天カードにも注意点がありますので、4つ紹介していきます。1つ目は申し込んだだけでは2%還元は適用されないことです。みずほマイレージクラブに入会。みずほダイレクトを契約して初回登録まで完了。みずほポイントモールに初回アクセスして規約に同意。カードの口座振替設定を完了。この4つを2%にしたい利用の月末までに済ませる必要があります。1つでも欠けているとその月は丸ごと対象外になり、設定の反映にも2、3営業日かかりますので、カードが届いたらすぐに済ませてしまいましょう。
2つ目はみずほポイントの使い道です。みずほポイント自体の有効期限は2年間ですが、楽天ポイントに交換すると期間限定ポイントになり、有効期限は最長6ヶ月間になります。楽天ポイントの期間限定ポイントは、楽天カードの利用代金への充当、楽天証券でのポイント投資、JAL含め他ポイントへの交換には使えず、楽天市場や楽天トラベルなど楽天経済圏サービスでの支払いに使う必要があります。
一方でPayPayポイントとdポイントは、期間限定ポイントではなく通常ポイントとして受け取ることができます。失効のリスクを避けたいなら、出口はPayPayポイントかdポイントがおすすめです。なお、みずほポイントから直接他社ポイントへ交換できず、みずほギフトへのチャージを経由する流れになっています。
3つ目は2%還元にならない支払い先が意外と多いことです。先ほどの通り一般カードよりはましですが、保険料、通信費、海外利用分、Edyへのチャージ分は1%還元、公共料金、税金、国民年金保険料は0.4%還元に落ちます。そして楽天ペイ残高を含め、プリペイド決済へのチャージ分はポイント付与対象外のままです。
楽天カードのマスターカードブランドであれば、唯一Revolutへ手数料無料でチャージができ、同時に1%還元も受けることができますが、みずほ楽天カードはVisaブランドだけになっていますので、Revolutへのチャージには1.7%の手数料が発生するため、おすすめしません。
あとはポイントは1会計ごとに100円につき2ポイントという計算で、月間利用金額に対して計算されるわけではありません。1会計ごとに100円未満の端数は切り捨てになり、少額の決済ではポイントの取りこぼしが発生する点も一般の楽天カードと同じ構造になっていますので、注意しましょう。
4つ目は楽天カードの保有枚数の制限です。楽天カードは基本的に1人2枚まで発行でき、すでに2枚持っている人はそのままでは申し込むことができません。また、保有中の1枚が楽天銀行カード、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天カードアカデミーの場合は、みずほ楽天カードの申し込み自体ができません。ちなみに楽天銀行カードと楽天銀行デビットカードは名前が似ていますが別物で、デビットカードの方は楽天カード2枚の枠にカウントはされませんので、手元のカードの名称を確認しておきましょう。みずほ楽天カードについては以上です。
次に楽天ブラックカードについてです。まず申し込み条件について、楽天ブラックカードの申し込みには楽天プレミアムカードで年間500万円の決済を行う必要があります。ただ、公式ページによると、この500万円の集計対象外サービスはポイント支払い分のみで、楽天カードで請求される全ての金額が集計対象に入ります。具体的には楽天プレミアムカード以外の2枚目の楽天カード、家族カード、ETCカードのほか、楽天プレミアムカードに追加できるビジネスカードの利用分、カードの年会費や手数料、楽天キャッシュへのチャージ、投資信託のクレカ積立までも対象に入ると公式ページに明記されています。
個人的に大きいのは、投資分、税金支払い分、ビジネスカードの利用分、2枚目のみずほ楽天カードの利用分まで対象に入ることです。楽天カードの毎月10万円のクレカ積立で年間120万円。楽天キャッシュの毎月5万円の積立投資で年間60万円。楽天キャッシュによる楽天ペイの請求書払いで税金、社会保険料の支払いが諸々100万円程度。ビジネスカードの経費利用で年間120万円。残り100万円分は普段の買い物を寄せているみずほ楽天カードの利用分で埋まりますので、年間500万円の決済はある程度めどがついている状況です。
1点注意したいのは、この申し込み条件の500万円と、クレカ積立3.2%の判定になる400万円の利用分は、集計の範囲が若干違うという点です。400万円の方はクレカ積立分や各種手数料が集計対象外に入っています。一方で楽天キャッシュへのチャージ分と、みずほ楽天カードやビジネスカードを含めた複数枚持ちの楽天カードの利用分は、どちらの判定にも入ります。
楽天キャッシュの積立60万円、税金、社会保険料の支払い100万円、経費決済120万円、みずほ楽天カードの100万円利用分は、そのまま両方に使えますので、2枚持ちを前提にすれば400万円利用分も500万円利用分も、他社の決済系のカードと比べればそこまで高いハードルではないと思います。
続いて楽天ブラックカードの基本スペックを、500万円の決済修行を行うプレミアムカードと並べて確認していきます。年会費はプレミアムカードが1万1000円、ブラックカードが3万3000円です。追加カードに関しては、家族カードは本会員1人につき2枚まで発行でき、プレミアムカードは1枚あたり550円かかるのに対し、ブラックカードは2枚とも無料です。家族カードの利用分も400万円及び500万円の集計対象に入りますので、18歳以上の家族がいる場合はプレミアムカードの段階でも発行しておきたいですね。ETCカードはどちらも無料で発行できます。
そしてビジネスカードはプレミアムカードのみ、年会費2200円を追加で支払うことで発行可能です。プレミアムカードからブラックカードになった後も年会費を払い続けていれば継続利用ができますが、ブラックカードになってから新規で申し込むことはできません。経費の決済を集計に含めたい人は、プレミアムカードのうちに発行しておきましょう。
利用可能枠は審査にもよりますが、プレミアムカードは最高300万円、ブラックカードが最高1000万円です。なお、この利用可能枠は2枚目のみずほ楽天カードやビジネスカードを含め、複数枚持ちをしている楽天カード全体で共通になります。
続いて国際ブランドはVisa、マスターカード、JCB、AMEXから選択でき、個人的にはマスターカードブランドが1番おすすめで、実際に私はマスターカードブランドで申し込んでいます。というのも、先ほど少し説明した通り、楽天カードは基本的にプリペイド決済のチャージ分はポイント付与対象外になっていますが、マスターカードブランドの楽天カードであれば唯一Revolutへ手数料無料でチャージができ、同時に1%分のポイント還元も受けることができるためです。
Revolutにチャージをした後は、ANA Payや楽天Edyに流してさらに還元率を高めることもできますし、VポイントPayに流してモバイルSuicaに高還元でチャージすることも可能です。Revolut自体も海外現地や海外事業者サービスの支払いで通常かかる海外事務手数料を無料にすることができますので、楽天カードで通常3.63%かかる海外事務手数料を回避することもできます。
また、楽天ブラックカードでは国際ブランドごとにカード付帯の特典が変わりますが、マスターカードの場合はTaste of Premiumの特典の中で、対象の高級レストランを2名以上利用で1名分が無料になる招待日和があります。一応Visaを選択すればVisa割などお得なキャンペーンに参加できる機会がありますが、2枚目のみずほ楽天カードがVisaブランドになっていますので、楽天ブラックカードはマスターカードブランドにしておくと国際ブランドも分散できて使い勝手が良いと思います。
ちなみに、すでに楽天ブラックカードをマスターカードブランド以外で持っている人は、楽天カードの2枚上限の例外として、アルペングループ楽天カードは3枚目として発行可能です。こちらの利用分もクレカ積立3.2%の400万円の判定にも、申し込み条件の500万円の判定にも入りますので、ブランドを変えるためだけに解約、再発行するよりは、アルペングループ楽天カードのマスターカードブランドをRevolutチャージ用として追加する方が現実的だと思います。
続いて楽天経済圏サービスでの優遇についても、プレミアムカードと並べて確認していきます。まず楽天市場では、プレミアムカード、ブラックカードの場合、最大5%還元まで上げることができます。内訳は楽天市場の通常還元分で1%、楽天市場で楽天カードを使うとSPUの通常分1%に加え、特典分で1%を追加でもらえます。ここまでは一般カードと同じになっていますが、特典分の月間の還元上限ポイント数が変わり、一般カード、ゴールドカードは1000ポイントまで、つまり月間10万円の利用分までしか還元されないのに対し、プレミアムカード、ブラックカードは5000ポイントまで、つまり月間50万円の利用分まで還元されます。毎週火曜日、木曜日のプラス1%もどちらも対象です。
続いて楽天証券での投資還元率は、プレミアムカードがみずほ楽天カードと同じ1%還元のところ、楽天ブラックカードは現行2%。2027年1月の買付分からは、前年に400万円以上のショッピング利用で3.2%還元に上がります。毎月10万円分した場合、プレミアムカードは年間1万2000ポイント。ブラックカードは現行の2%で2万4000ポイント。3.2%なら3万8400ポイントになります。年会費の差額は2万2000円ですので、これまでは投資の還元アップだけでブラックカードの年会費の差額の元を取ることはできませんでしたが、3.2%還元を実現できれば、積立の差額だけで年会費の大半を回収できる計算になります。
その他、楽天銀行の普通預金金利はプレミアムカード保有でプラス0.02%、ブラックカード保有でプラス0.06%上がります。楽天トラベルはどちらも3.5%還元で、みずほ楽天カードとも差はありません。
楽天モバイルではプレミアムカードの場合毎月5GB分、ブラックカードの場合毎月10GB分の割引クーポンをもらうことができます。楽天モバイル自体は3GB、20GB、無制限の3段階の料金プランになっていますので、プレミアムカードの場合は25GBまで、ブラックカードの場合は30GBまで利用していても、このクーポンを適用すれば1段階料金が下がり、最大1100円分お得になります。
楽天ぐるなびではプレミアムカードで3%、ブラックカードで5%に還元率がアップします。通常、過去3ヶ月間で10人以上予約をしないと高ランクには上がらないようですが、プレミアムカード以上を保有している場合は無条件で高ランクが適用されますので、飲み会の幹事をよく引き受ける人は活用していきましょう。その他、プレミアムカード以上であれば楽天マガジンで雑誌を月3冊まで読むことが可能。楽天ミュージックで月5時間まで無料再生が可能になります。
以上、楽天経済圏のポイント還元において、プレミアムカードとブラックカードに大きな差があるのは実質、楽天証券での投資還元率だけです。年会費を考慮した獲得ポイント数において、みずほ楽天カードと楽天ブラックカードの差分は6600円分開いていますので、これから紹介するカード付帯の特典でその元を取れるかどうか判断いただければと思います。
まずラウンジ特典について。プレミアムカード、ブラックカードどちらも国内35箇所とハワイのカードラウンジを利用でき、同条件で利用できます。ハワイには楽天カード独自のラウンジもあり、同伴者5名まで無料で、プレミアムカードは年間20回まで、ブラックカードは回数制限なしで利用できます。そして世界中の空港のVIPラウンジを利用できるプライオリティ・パスは、プレミアムカードが年間5回までのところ、ブラックカードは回数制限なしかつ同伴者2名まで無料で利用できます。ただし、空港ラウンジ以外のレストランやリフレッシュ施設は利用できませんので、ここは認識しておきましょう。
続いて海外旅行傷害保険については、冒頭の通り適用条件、補償額はこちらの通りになっています。プレミアムカードと比較してブラックカードの方が補償額が基本的に高いのに加え、全ての項目でカードを持っているだけで適用される自動付帯になっていますので、より安心だと思います。また、国内旅行傷害保険についても、プレミアムカードの場合最高5000万円、ブラックカードの場合最高1億円が自動付帯し、入院、手術、通院まで一定額補償されます。
そして楽天カードで購入した商品が破損、盗難、火災など偶然の事故による損害を受けた場合に補償されるショッピング保険については、どちらも年間300万円まで補償しています。その他にもブラックカードの場合、プレミアムカードにはないコンシェルジュサービス、空港手荷物宅配サービスが年間2回まで無料、国際ブランドごとのレストラン優待やホテル優待もあります。
ちなみに、国際ブランドごとの優待サービスの具体例として、マスターカードブランドを選択した場合は対象の高級レストランを2名以上利用で1名分が無料になる招待日和、JCBを選択した場合はUSJの中にあるラウンジを年1回利用可能といった独自の特典があります。このようにブラックカードの付帯特典は海外旅行に寄っています。家族や友人と年1回でも海外旅行に行く人であれば、プライオリティ・パスの同伴者無料と自動付帯の保険だけで年会費の差額の元は十分取れると思いますし、逆に海外旅行に行かない人はみずほ楽天カードだけで十分だとも思います。
続いて楽天ブラックカードの注意点も3つ紹介します。1つ目は500万円を達成しても審査に通るとは限らないことです。楽天ブラックカードはプレミアムカードを1年間保有、かつ500万円の請求があった上で、改めて申し込みと審査が必要になります。実際に500万円を達成したのに審査は否決だったという体験談も複数ありますので、決済を始める前に、1年間の決済を積み上げても取得できない可能性があることは改めて認識しておきましょう。私自身も最近法人になったばかりで信用力はないと思われますので、審査の通過を信じるしかない状況です。
2つ目は改悪のリスクです。特に楽天ブラックカードを持つ決め手にもなるプライオリティ・パスの同伴者条件と、海外旅行傷害保険の適用条件は、他社カードで改悪が続いている部分です。年会費16万5000円のアメックスプラチナですら、プライオリティ・パスで無料になる同伴者は1名まで。海外旅行傷害保険は2026年10月分から自動から利用付帯に改悪されました。楽天モバイルの影響もあって楽天の財務状況は厳しいと思われますし、改悪される可能性があることは前もって認識しておきましょう。
3つ目は年会費の優遇がないことです。三井住友も三菱も普通預金と証券口座の資産残高が合計3000万円以上であれば、最上位カードの年会費を無料にする条件を打ち出しています。楽天ブラックカードも楽天銀行や楽天証券の資産残高に応じた年会費優遇を打ち出してくれるかどうかは、今後に期待したいところです。
以上、みずほ楽天カードと楽天ブラックカードの特徴と注意点でした。個人的な使い分けとしては、楽天ペイのカード払い含め、普段の決済利用はみずほ楽天カードに集約し、楽天証券の投資、楽天キャッシュへのチャージ、Revolut経由の海外利用分は楽天プレミアムカードのマスターカードブランドという形になります。
最後にお得な入会方法についてです。みずほ楽天カードは引き落とし口座がみずほ銀行に限定されますので、口座を持っていない人は口座開設からになります。今、みずほ銀行では口座開設とみずほ楽天カードの入会を組み合わせて、最大5万円相当のポイントがもらえるキャンペーンが開催されていますので、これから作る人はこのタイミングがおすすめです。なお、みずほ銀行の口座開設はポイントサイトの案件と併用ができませんので、獲得ポイント数が多いキャンペーンに参加すると良いと思います。
なお、すでに楽天カードを2枚持っている人は1枚解約してから申し込むことになりますが、解約後の申し込みは2枚目の入会特典の対象外になりますので、その点も認識しておきましょう。
続いて楽天プレミアムカードを含め、楽天カードの入会キャンペーン、アップグレードキャンペーンは時期によってもらえるポイント数がかなり変わりますので、申し込む前に動画概要欄から最新のキャンペーン内容を確認いただければと思います。もし楽天カード自体作るのが初めてな場合は、ポイントサイトのポイントインカムを経由することで、入会先のキャンペーンでもらえるポイントと、ポイントインカムからも表示のポイントがもらえるため、二重取りができ非常にお得になっています。
ポイントインカムをまだ使ったことがない人は、画面の紹介コードで新規登録をして5000円相当のポイントを獲得すると、3000円相当のポイントを追加でもらえますので、ぜひ活用ください。今年でポイントインカムは20周年記念ということで、新規登録でもらえるポイント数も増えているようです。本日は以上です。
このチャンネルでは他にも楽天経済圏の攻略方法、楽天ブラックカードと比較検討するべきカードなど、他にも関連する動画を上げていますので、気になる内容があればもう1本だけでも見ていただけると嬉しいです。今後も家計を少しでも楽にできるようなお得情報を発信していきますので、チャンネル登録、高評価、シェアをよろしくお願いいたし
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