ハッカー集団「Qilin」の中心メンバーとみられるロシア国籍の男、日本で拘束されドイツへ引き渡し
日テレNEWS国際的なハッカー集団「Qilin(キリン)」の中心メンバーとみられる28歳のロシア国籍の男が、観光で訪れていた日本で身柄を確保され、ドイツ当局に逮捕された。日本テレビ「news zero」(2026年10月8日放送)が、ドイツ当局の発表と日本の警察庁の発表をもとに伝えた。
ドイツ当局「主要人物の1人を捕まえた」
ドイツ当局は7日、日本の警察の協力を得てQilinの主要人物の1人を捕まえたと発表した。番組によると、このグループはこれまで世界中のおよそ4000の企業や病院を攻撃してきたとされる。
Qilinはロシアを拠点にしているとみられている。逮捕された28歳の男には、ドイツ国内の企業に身代金を要求するランサムウェア攻撃をした疑いがあり、ドイツ警察が捜査を進めていた。
大阪のホテルで拘束、今月ドイツへ
番組によれば、男は今年5月に観光で日本を訪れ、大阪市内のホテルにいたところを拘束された。その後、今月ドイツ側へ引き渡され、逮捕されたという。
ドイツ側の会見では、男はもともと日本で休暇を過ごすつもりだったが、寿司の代わりにドイツの刑務所でチーズサンドイッチを食べている、という趣旨の発言があった。ドイツ当局は今回の逮捕を歴史的な捜査の成果と評価した。
警察庁「他国の捜査に協力した初のケース」
ドイツ当局の会見を受け、日本の警察庁も今回の逮捕について発表した。警視庁、大阪府警、京都府警が合同で身柄を確保したという。警察庁によると、他国が捜査するサイバー攻撃に関する容疑者を日本で拘束し、引き渡しに貢献したのは今回が初めてのケースだという。
アサヒグループへの攻撃でも犯行声明
Qilinは日本国内でも大きな影響をもたらしてきた。番組は、去年アサヒグループホールディングスがサイバー攻撃を受けてビールなどの生産停止を余儀なくされた件で、犯行声明を出したのがQilinだったと伝えている。Qilinは当時、アサヒの事業は世界的に混乱した、ネットワークに侵入しデータを盗み取ったと主張していた。
番組によれば、Qilinがこれまでに攻撃した日本企業は53社にのぼる。
専門家「大人数ではない、規模はつかめていない」
番組に登場した専門家は、Qilinについて「そんなに大人数でやっている感じはない」としつつ、規模はつかめていないと述べた。そのうえで、最大の被害を発生させているグループだという見方を示した。
警察庁は企業に対し、ランサムウェア攻撃を受けた場合は確実に警察へ通報してほしいと呼びかけている。
ドイツの当局が7日発表したのは、「日本の警察の協力を得て主要人物の1人を捕まえました。このグループは世界中のおよそ4000もの企業や病院を攻撃してきました」。
国際的ハッカー集団Qilinの中心メンバーと見られる人物の逮捕です。
この集団を巡っては、これまで日本でも大きな影響をもたらしていて、去年、ビールなどの生産停止を余儀なくされたアサヒグループホールディングスへのサイバー攻撃。この時、犯行声明を出したのがQilinです。
「アサヒの事業は世界的に混乱した」。ネットワークに侵入し、データを盗み取ったと主張していました。
Qilinはロシアを拠点にしていると見られていて、今回逮捕されたのは28歳のロシア国籍の男。ドイツ国内の企業に身代金を要求するランサムウェア攻撃をした疑いで、ドイツ警察が捜査していました。
今年5月、男は観光で日本を訪れ、大阪市内のホテルにいたところを拘束。今月ドイツ側へ引き渡され、逮捕されたということです。
「元々男は日本で休暇を過ごすつもりでした。寿司の代わりにドイツの刑務所でチーズサンドイッチを食べています」。歴史的な捜査の成果と評価しました。
ドイツ当局の会見を受けて、今、日本の警察庁も今回の逮捕について発表。警視庁や大阪府警、京都府警との合同で身柄を確保したということです。
他国が捜査するサイバー攻撃に関する容疑者を拘束し、引き渡す貢献をした初めてのケースだと言います。
これまでに53もの日本企業を攻撃しているというQilin。専門家は、「そんなに大人数でやってるっていう感じはないですね。ちょっと規模はつかめておりません。最大の被害を発生させているグループでありますね」。
警察庁は企業側に対し、ランサムウェア攻撃を受けた場合は確実に警察に通報してほしいとしています。
記事公開 · 更新
