電車・バスの支払いは三井住友カードのタッチ決済か、交通系IC+鉄道系クレカか
家計の味方三井住友カードのスマホタッチ決済で鉄道やバスに乗ると、最大8%還元を受けられる特典が加わった。これまでは、SuicaやPASMOなどの交通系ICで乗車し、そのICへのチャージに鉄道事業者のクレジットカードを使う方法が最もお得だった。話者は今回の改定によって、エリアによっては三井住友カードで乗車したほうがお得になる場面がかなり増えたと見る。動画ではこの二つの方式を、支払い方法、使える場所、決済スピード、還元率で比べたうえで、主要な交通系ICごとに最もお得な使い方を解説している。
二つの方式の支払い手順と事前準備
三井住友カードで還元を受けるには、Apple PayかGoogle Payにカードを登録し、スマホのタッチ決済で支払う必要がある。物理カードのタッチ決済やiD決済は還元の対象にならない。事前のチャージは不要で、スマホをかざすだけで改札を通れる点を話者は手軽さとして挙げている。
交通系ICはプリペイド決済なので、残高を事前にチャージしておく必要がある。JR東日本のビューカードのようにオートチャージ機能を持つ鉄道系クレジットカードを使えば手間は大幅に減る。ただし、そのカードの発行とオートチャージの初期設定が別途必要になる。
使える場所と、還元の対象外になるケース
三井住友カードで乗車できるのは、クレジットカードのタッチ決済を導入している鉄道・バス事業者に限られる。話者によれば、PASMOの関東私鉄エリアや九州エリアでは対応が進んでいる。一方、SuicaのJR東日本エリアとICOCAのJR西日本エリアでは対応が進んでいない。主要路線のうち、関東では京成電鉄や北総鉄道、関西では京阪電車や京都市営地下鉄がタッチ決済に未対応だという。
話者は重要な注意点を二つ挙げる。一つ目は、タッチ決済に対応していても三井住友カードの高還元の対象外になる路線があることだ。関東では東武鉄道、関西では阪神電車や神戸高速線の区間などがこれに当たる。二つ目は、タッチ決済に対応した駅から乗って未対応の駅で降りると精算が現金扱いになり、この場合も高還元の対象外になることだ。バスについても、都営バスなど関東私鉄系の事業者で未対応のところがまだあり、話者は今後増えるだろうと見ている。
交通系ICは全国で相互利用ができるので、どのICでも全国で使える。話者は、タッチ決済は急速に広がっているものの、使える事業者の数ではまだ交通系ICが圧倒的に多いと評価する。
改札での決済スピード
決済にかかる時間は、クレジットカードのタッチ決済が0.25〜0.3秒、交通系ICが0.2秒以内とされる。話者は、大都市のラッシュ時には改札がかなり混むこと、タッチ決済に対応した改札機が1駅に数台しかないことも多いことから、利便性では交通系ICに分があると判断している。
ポイント還元の仕組みの違い
三井住友カードのスマホタッチ決済は最大8%還元だが、還元の上限は月1,000ポイントである。8%還元のOliveフレキシブルペイなら、毎月1万2,500円の利用分までが対象になる。貯まるのはVポイントで、1ポイント=1円として三井住友カードの支払いに充てられるほか、VポイントPayにチャージして0.5%還元で支払ったり、SBI証券でポイント投資に使ったりできるため、使い道には困らないと話者は言う。
交通系IC+鉄道系クレカの組み合わせでは、還元が「クレカからICへのチャージ時」と「ICで支払う時」の二段階に分かれることが多い。タッチ決済と交通系ICの両方が使える東急電鉄を例にすると、対象の東急カードからPASMOへのオートチャージで1%、TOKYU POINTを紐付けたPASMOでの支払いで3%、合わせて4%還元になる。このため話者は、タッチ決済が使える事業者をたまに利用する程度なら、三井住友カードのほうがお得な場合が多いと見る。
一方で、定期券や特急券の購入は、地域によっては鉄道事業者の発行するクレカで直接買ったほうがお得になることが多い。東急の例では、対象の東急カードで定期券を買うと3.5%還元になる。もともと定期券は1回あたりの運賃がかなり安く、そこに高い還元も付く。そのため話者は、通勤・通学で特定区間だけを使う人には、定期券を鉄道系クレカで買うことを勧めている。出張などで特急券をよく買う人も、鉄道系クレカと相性が良いケースが多いという。鉄道事業者のポイントは多くの場合1ポイント=1円で交通系ICに使え、新幹線を含む特急券などに充てれば1円以上の価値になることも多いと話者は説明する。
どちらがどんな人に向くか
話者は、結局はそれぞれの利用場所によると前置きしたうえで、次のように整理している。三井住友カードのスマホタッチ決済が向くのは、三井住友カードをメインカードとしてよく使っている人、チャージが面倒な人、混雑する駅をあまり使わない人である。交通系IC+鉄道系クレカの組み合わせが向くのは、通勤・通学で定期券を買う人や、出張・旅行で特急券をよく買う人だ。
三井住友カードのタッチ決済:カード種別ごとの還元率と上限
還元率と、上限に達するまでの利用額はカードの種類によって異なる。
- Oliveフレキシブルペイ:月1万2,500円の利用分まで8%還元
- 三井住友カード(NL)や三井住友カード ビジネスオーナーズなど、Vポイントが貯まる三井住友カード発行のカード:月1万4,285円の利用分まで7%還元
- 名鉄ミューズカードなど、鉄道事業者のポイントが貯まる三井住友カード発行のカード:月1万5,384円の利用分まで6.5%還元
Oliveの年間利用ボーナスとSBI証券の積立
還元率が最も高いOliveフレキシブルペイでは、ゴールド以上のステータスになると、前年の年間利用額に応じてボーナスポイントが付き、実質の基本還元率が上がる。ゴールドは年間100万円の利用で1万ポイントが付き、合計1.5%。プラチナプリファードは年間400万円まで100万円ごとに1万ポイントが付き、基本の1%と合わせて合計2%。インフィニットは年間700万円の利用で11万ポイントが付き、合計2.57%になる。話者は、多くのクレジットカードの基本還元率が0.5〜1%程度であることと比べ、利用額が多ければ非常にお得なカードだと評価する。
このボーナスポイントは鉄道・バスの最大8%還元の計算には含まれていない。そのため話者の計算では、鉄道・バスでの実質還元率はゴールドとプラチナプリファードで最大9%、インフィニットで最大9.57%になる。
年間利用額に応じて、SBI証券でクレカ積立をしたときの還元率も上がる。一般カードは年間10万円の利用で0.5%、ゴールドは100万円以上で1%、プラチナプリファードとインフィニットは300万円で2%、500万円で3%になり、インフィニットだけは700万円で4%になる。ただし、国民年金保険料、SBI証券でのクレカ積立分、交通系ICを含むプリペイドへのチャージ分、ICOCAアプリでの定期券・グリーン券の購入分は、年間利用額の集計に含まれない。
メインカードとしての評価とOliveの注意点
三井住友カードは還元率が上がる対象店舗が多い。セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、吉野家、ドトール、ファミレスなどの対象店舗でスマホのタッチ決済を使えば、常時8%、最大20%還元になる。プラチナプリファードとインフィニットでは、還元率が上がる対象がスーパー、ドラッグストア、ETC、Expedia、タクシー配車サービスなどにも広がる。USJでもスマホタッチ決済で常時8%還元だという。話者はこうした点から、鉄道・バスのために決済手段を分ける必要がないことを大きなメリットに挙げている。
注意点として、Oliveは引き落とし口座が三井住友銀行に限られる。これに抵抗がある人には、優遇対象サービスでの還元が8%から7%に下がるものの、クレジットカード機能だけの三井住友カード(NL)が良いと話者は勧めている。
モバイルSuica×ビューカード:チャージ時と乗車時の二重取り
JR東日本をよく使う人向けには、モバイルSuicaとビューカードの組み合わせが紹介された。話者は、Suicaではチャージ時と乗車時の両方でポイントが貯まることが意外と知られていないと指摘する。
チャージ時にはチャージ元カードのポイントが付くが、ほとんどのカードは交通系ICを含むプリペイドへのチャージをポイント付与の対象外にしている。これに対し、JR東日本が提供するビューカードは、Suicaへのチャージが常時1.5%還元になり、しかもSuicaにオートチャージできる唯一のカードである。
ビューカードは10種類以上あり、話者が勧めるのはビックカメラSuicaカードとビューカード ゴールドの2枚だ。ビックカメラSuicaカードは初年度の年会費が無料で、年1回使えば翌年度も無料になる。ビューカードの中で唯一、完全無料で持てるカードだという。えきねっとでの新幹線・特急券の購入や、モバイルSuicaでのグリーン券・定期券の購入では、さらに3%還元が上乗せされる。ビューカード ゴールドは年会費がかかるが、えきねっとでの新幹線・特急券やグリーン券の購入で8%、定期券の購入で4%還元に上がる。年間100万円以上使うと年間ボーナスポイントで約0.5%上乗せされ、Suicaへのチャージ分も集計対象に含まれるため、Suica支払い時の還元率は2%を超えると話者は説明する。
乗車時は、モバイルSuicaにJRE POINTを紐付けることで、JR東日本の在来線や新幹線の利用、グリーン券や定期券の購入で2%還元になる。基本的にはJR東日本の路線内だけが対象だが、定期券は他社線を含む場合でも全体の金額に2%が付くので、非常にお得だと話者は強調する。ビューカードの還元と合わせると、在来線の利用で合計3.5%、定期券・グリーン券・新幹線では合計5%になる。さらにリピートポイントサービスでは、月に同じ運賃区間を10回以上利用すると10%分が追加され、在来線では合計13.5%になるという。
JRE POINTの使い道
貯まったJRE POINTは、1ポイント=1円としてSuicaにチャージできる。JR東日本の特急券やSuicaグリーン券に交換すれば、1ポイント=1円以上の価値にもなる。話者が挙げた例は成田エクスプレスで、東京エリアから成田空港までを720ポイントで乗れる。通常は割引が入っても1,120円、割引なしでは1,730円かかるので、ポイントで乗るのは非常にお得だという。JR東日本はもともと交通系ICのみで、今後もクレカのタッチ決済には対応しない方針のため、三井住友カードと比べる必要はあまりないと話者は述べている。
モバイルICOCA×J-WESTカード
JR西日本をよく使う人には、モバイルICOCAとJ-WESTカードの組み合わせが紹介された。こちらもチャージ時と乗車時の両方で還元がある。
J-WESTカードの一般カードは、通常の年会費が1,100円だが、初年度無料かつ年1回の利用で翌年度も無料になり、実質完全無料で持てる。基本還元率は0.5%だが、モバイルICOCAへのチャージや、定期券購入・決済に使うWESMO!へのチャージでは1.5%還元になる。e5489やスマートEXを使えば最大5%還元で新幹線や特急に乗れる。JR西日本系の施設、駅ビル、ホテル、周遊パスなどを買えるtabiwaでも還元率が2〜10倍になる。ゴールドカードは年会費1万1,000円で、基本還元率1%、ICOCAやWESMO!へのチャージと定期券購入で3%還元と、一般カードの2倍のポイントが貯まる。e5489やスマートEXでは最大5.5%還元になり、一般カードより0.5%高い。
話者によれば、J-WESTカードは提供開始から20周年を迎え、大規模なキャンペーンを実施している。その一つに、3か月間の利用額に応じて還元率が0.5%上がる内容もあるという。
ICOCA乗車時のポイントと定期券ユーザーへの優遇
乗車時については、2026年6月まで、JR西日本の運賃にはすべて1%分のWESTERポイントが付く。7月以降も続くかはまだ分からないとしつつ、JR東日本ではモバイルSuicaの電車利用がすべて2%還元であることから、話者は継続される可能性が高いと見ている。
常設の仕組みとしては、時間帯指定ポイントと利用回数ポイントがある。時間帯指定ポイントは、指定区間で平日の混雑時間帯を避けて月4回以上利用すると、4回目以降は1回ごとに運賃の10%分が付く。利用回数ポイントは、同じ運賃区間を月11回以上利用すると、11回目以降は1回ごとに運賃の10%分が付く。話者はこれらを組み合わせると、常時1%、回数に応じた10%、J-WESTカードからのチャージで最大3%となり、最大14.5%の還元で在来線に乗れると説明している。
ICOCAは定期券を持つユーザーをかなり優遇している。エントリーが必要なキャンペーンだが、定期券を載せたICOCAへのチャージや、電車・街の店舗での支払いで、毎月最大2万ポイントもらえることもあるという。WESTERポイントは1ポイント=1円でICOCAにチャージできるほか、JR西日本の新幹線や特急に使うと1円以上のレートになる。特典きっぷやフリーきっぷのキャンペーン時には1ポイント=3円以上の価値にもなるという。JR西日本もタッチ決済を導入しておらず、現在はJR東日本より高い還元が設定されていることから、話者はこの組み合わせをかなり勧めている。話者自身も関東在住だが、J-WESTゴールドカードを発行し、モバイルICOCAを電車・バス用に使っているという。
PASMOエリア:基本は三井住友カード、定期券は鉄道系クレカ
PASMOは首都圏の鉄道11事業者とバス18事業者が共同で運営する交通系ICである。このため、チャージや定期券購入でお得になる鉄道系クレカも、PASMOに紐付けて貯まるポイントも、路線ごとに分かれている。関東私鉄ではタッチ決済の導入が進んでおり、2026年3月には相互利用もできるようになった。このエリアでは三井住友カードの最大8%還元も同時に受けられる。
話者の結論は、通勤・通学で定期券を買う人や特急券をよく使う人には鉄道系クレカ、月1万2,500円以下の利用で定期券を買うほどでもない人には三井住友カードのスマホタッチ決済、というものだ。PASMOに紐付けるポイントは、路線ごとに1回の乗車で付く乗車ポイントや、複数回の利用で付くリピートポイントの内容が異なる。おおむねOliveの8%還元以上になるケースが多そうだと話者は見ている。ただ、乗車回数をいちいち数えるのは大変なので、シンプルに三井住友カードで還元を受けるほうが良いのではないかというのが話者の個人的な意見である。
To Me CARDとソラチカカード
関東私鉄のおすすめカードとしてまず挙げられたのは、東京メトロのTo Me CARDだ。一般カードのPrimeは通常年会費2,200円、UCゴールドカードは通常1万1,000円だが、どちらも初年度は無料になる。翌年度もPrimeは年間50万円以上、ゴールドは年間100万円以上の利用で無料になる。基本還元率はどちらも0.5%だが、ゴールドには年間ボーナスがある。年間利用額が100万円と200万円に達したときにそれぞれ1万5,000ポイント、300万円以降は100万円ごとに1万ポイントのメトロポイントが付く。話者の計算では、100万〜200万円の利用時は最大2%、300万円以降は最大1.5%の還元になる。ただし、PASMOを含むプリペイドへのチャージ分はこの集計の対象外なので注意が必要だという。
To Me CARDの最大の特徴は、東京メトロを含むPASMO乗車でカードのランクに応じたメトロポイントが付くことだ。Primeは平日10ポイント・休日20ポイント、ゴールドは平日20ポイント・休日40ポイントになる。東京メトロだけに乗る場合、運賃は180〜330円なので、区間によっては簡単に10%以上の還元率になると話者は言う。メトロポイントは1ポイント=1円でPASMOにチャージできる。
東京メトロとANAが提携したソラチカカードも勧められた。乗車時の固定ポイントは同じで、ANA独自の特典が二つある。一つ目は、メトロポイントをANAマイルに交換するレートが、通常のTo Me CARDの60%に対して90%になることだ。二つ目はボーナスマイルで、入会時と継続時に一般カードで1,000マイル、ゴールドで2,000マイルが付く。ANA便に乗ったときには、一般カードで10%分、ゴールドで25%分のボーナスマイルも付く。
東武カードと定期券向けの3枚
東武線の東武カードは、年会費が必ずかかる代わりに、東武グループを中心に還元率が高く設定されている。モバイルPASMOへのオートチャージはランクにかかわらず1.5%還元、モバイルPASMOでの東武線定期券は5〜6%還元になる。チケットレスサービスでスペーシアXや東京スカイツリーライナーなどの特急券を買うと15〜16%還元になる。東武百貨店、東武ストア、東京ソラマチ、東武の駅ビルなどでも還元率が上がる。このため話者は、東武線の定期券や特急券を買う人、東武グループの店舗をよく使う人にはかなり優秀なカードだと評価している。
年会費や還元率は一般的な水準だが、定期券を買う人向けに紹介されたのが次の3枚だ。
- 東急線:TOKYU CARD ClubQ JMB(定期券購入で3.5%還元)
- 西武線:SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン Laviewデザイン(定期券購入で3%還元)
- 京王線:京王パスポートカード(定期券購入で1.5%還元)
話者は、どのカードもPASMOにチャージして乗るより三井住友カードで乗るほうがお得だとしつつ、定期券購入のためであれば持っておくことを勧めている。京成線、小田急線、京急線、相鉄線のカードもあるが、定期券購入でも還元率が高くないので勧めないという。PASMOエリアについての話者のまとめは、路線ごとに条件が違うため、紹介した鉄道系クレカに魅力を感じる人以外は三井住友カードのスマホタッチ決済がおすすめ、というものだった。
SUGOCA×JQカード:九州在住で上位ランクを狙う人向け
最後に、九州在住の人向けとして、JR九州のSUGOCAとJQ CARDの組み合わせが簡潔に紹介された。JQ CARDはSUGOCAにオートチャージできる唯一のカードだが、チャージ時の還元は0.5%にとどまる。この点だけを見れば、最大8%還元の三井住友カードのほうが圧倒的におすすめだと話者は言う。
一方、JR九州では2026年4月から新しいランク制度が始まった。JR九州のサービスの利用状況やJRキューポの獲得ポイント数などに応じて、豪華な特典がもらえる。最上位のダイヤモンドランクではJR九州の乗り放題きっぷやホテル宿泊券がもらえるため、九州在住で最上位ランクを狙える人にはSUGOCA×JQ CARDもありだと話者は述べている。また、JQ CARDエポスゴールドとJQ CARDセゾンゴールドは年間100万円の利用で合計1.5%還元になり、メインカードとしても優秀だという。
電車やバスに乗る時、皆さんはどのカードで支払っていますか?最近、三井住友カードのスマホタッチ決済で鉄道・バスに乗車すると最大8%還元される強力な特典が追加されました。今まではSuica、PASMO、ICOCAなど交通系ICで鉄道やバスに乗車する人が多く、そしてその交通系ICへのチャージ元は鉄道事業者のクレジットカードでチャージするのが一番お得な状況でした。しかし、今回の改定でエリアによっては三井住友カードで乗車した方がお得な場合もかなり増えていると思います。
そこで今回の動画では、三井住友カードのスマホタッチ決済と交通系ICプラス鉄道系クレカの組み合わせについて、どちらがお得なのか徹底比較解説していければと思います。電車・バス用の支払い方法はどれが自分に合っているのか、改めてご確認いただければと思います。
まず個別の詳しい解説に入る前に、三井住友カードのスマホタッチ決済と交通系ICプラス鉄道系クレカの違いについて概要を確認していきます。まず支払いについてです。三井住友カードで高還元を受けるためには、Apple PayやGoogle Payに三井住友カードを登録して、スマホタッチ決済で支払う必要があります。現物カードのタッチ決済やiD決済では高還元を受けることができないため、認識いただければと思います。事前チャージは一切不要で、スマホをかざすだけで改札を通れるようになりますので、楽だと思います。
ちなみに、間違いやすい三井住友カードのスマホタッチ決済の登録方法はこちらの動画で実演解説していますので、不安な方は合わせてご覧いただければと思います。一方で交通系ICはプリペイド決済になるため、事前の残高チャージが必要になります。JR東日本のビューカードなど、オートチャージ機能がある鉄道系クレカであれば手間は大幅に減りますが、クレカの発行とオートチャージの初期設定が必要になります。
次に利用可能場所についてです。三井住友カードが利用できるのは、クレジットカードのタッチ決済を導入している鉄道・バスの交通事業者で、公式ページから引用した鉄道の対応事業者はこちらになっています。PASMOの関東私鉄エリア、九州エリアでも結構対応が進んでいる一方で、SuicaのJR東日本エリア、ICOCAのJR西日本エリアは対応が進んでいない状況です。あと主要な路線の中だと、関東は京成電鉄や北総電鉄など、関西だと京阪電車や京都市営地下鉄などがクレジットカードのタッチ決済未対応路線になります。
また重要な注意点が2つあります。1つ目に、タッチ決済に対応していても三井住友カードで高還元になる対象外路線があることです。関東だと東武鉄道、関西だと阪神電車、神戸電鉄のほか、阪急電車のうち神戸高速線は対象外になります。2つ目に、タッチ決済に対応している場所から乗車し、未対応の場所で下車すると現金精算になってしまうことです。その場合でも三井住友カードで高還元の対象外になってしまいます。
その他、バスやフェリーの対応事業者はこちらになりますので、バスによく乗る人はご確認いただければと思います。都営バスなど、関東私鉄の事業者のバスでも対応していないところがいっぱいありますので、今後も増えると思います。一方で交通系ICについては全国で相互利用が可能になっていますので、どの交通系ICも全国的に利用できるようになっています。クレカのタッチ決済も急拡大中ではありますが、まだまだ交通系ICの方が使える事業者は圧倒的に多そうですね。
続いて決済スピードについても、クレカのタッチ決済が0.25秒から0.3秒かかる一方で、交通系ICは0.2秒以内と、交通系ICの方がストレスなく利用できると思います。特に主要都市のラッシュ時間帯は改札がかなり混みますし、まだまだクレカのタッチ決済に対応している改札自体が1つの駅に数台しかないことも多いので、利便性では交通系ICに軍配が上がりますね。
続いてポイント還元率についてです。三井住友カードのスマホタッチ決済では、先ほど触れた通り最大8%の高還元を受けることができます。ただし、月間の還元上限ポイント数が1,000ポイントである点は認識しておきましょう。もし最大の8%還元を実現できるOliveフレキシブルペイの場合、毎月1万2,500円の利用分までが高還元の対象になります。
なお、貯まるポイントは共通ポイントのVポイントで、1ポイント=1円の等価で三井住友カードの支払い額へ充当できたり、VポイントPayにチャージして0.5%還元で支払うことができるほか、SBI証券でポイント投資もできますので、使い道に困りません。
一方で交通系ICと鉄道系クレカの組み合わせでは、鉄道系クレカから交通系ICへチャージする時のポイント還元と、交通系ICでの支払い時のポイント還元に分かれることが多いです。カードのタッチ決済と交通系ICのどちらも使える東急電鉄を例にすると、対象のTOKYU CARDからPASMOへのオートチャージで1%還元、TOKYU POINTと紐付けたPASMOでの支払いで3%還元で、合計4%還元になります。
このように、カードのタッチ決済が使える鉄道やバスの事業者をたまに利用する程度であれば、三井住友カードのスマホタッチ決済の方がお得な場合が多いと思います。ただ、一部エリアの定期券、特急券の購入は、鉄道事業者が運営する鉄道系クレカで直接購入した方がお得な場合が多いです。先ほどの東急電鉄の場合、対象のTOKYU CARDで定期券を購入すると3.5%の高還元になります。
そもそも定期券の方が1回あたりの運賃がかなり低くなっているケースが多く、そこに高いポイント還元もありますので、通勤や通学など特定区間を利用する場合は定期券を選択し、鉄道系クレカで購入することをおすすめします。また、出張など特急券をよく購入する場合も、鉄道系クレカの方が相性が良いケースが多いと思います。
なお、貯まるポイントは鉄道事業者のポイントで、多くの場合、交通系ICに1ポイント=1円でチャージして利用できますので、使い道に困らないほか、新幹線を含む特急券など鉄道関連にポイント利用すれば、1ポイント=1円以上の価値にできることも多いです。
おすすめする人をまとめると、結局はそれぞれの利用可能場所によりますが、三井住友カードのスマホタッチ決済は、三井住友カードをメインカードとしてよく利用している人、チャージが面倒な人、混雑する駅を頻繁に利用しない人におすすめで、交通系ICと鉄道系クレカの組み合わせは、通学・通勤など定期券を購入する人、出張や旅行など特急券をよく購入する人におすすめです。
両者の違いの概要が分かったところで、各支払い方法の詳細の条件や一番お得に支払う方法について個別解説していきます。まずは三井住友カードのスマホタッチ決済についてです。先ほど触れた通り、月間1,000ポイントまで最大8%還元を受けることができます。
より具体的には、三井住友カードの種類によっても若干還元や還元上限利用額が変わり、三井住友カードナンバーレスと三井住友銀行が一体になったOliveフレキシブルペイなら、月間1万2,500円の利用分まで8%還元。三井住友カードナンバーレスや三井住友カードビジネスオーナーズなど、Vポイントが貯まる三井住友カード発行のカードなら、月間1万4,285円の利用分まで7%還元。名鉄ミューズカードなど、鉄道事業者のポイントが貯まる三井住友カード社発行のカードなら、月間1万5,384円の利用分まで6.5%還元になります。
そして一番ポイント還元率が高いOliveフレキシブルペイについて、カードの基本スペック表はこちらになっています。ゴールドステータス以上だと、前年の年間利用金額に応じてボーナスポイントをもらえて、高還元率になる仕組みになっています。具体的には、ゴールドカードは年間100万円の利用で1万ボーナスポイントをもらえて、合計1.5%還元。プラチナプリファードは年間400万円の利用分までは100万円利用ごとに1万ボーナスポイントをもらえるため、基本1%と合わせ合計2%還元。インフィニットは年間700万円の利用で11万ボーナスポイントをもらうことができ、基本還元率1%と合わせ合計2.57%の還元を実現可能です。
他の多くのクレジットカードの基本還元率は0.5%から1%程度であるため、三井住友カードは全体の利用金額が多ければ非常にお得なカードだと思います。なお、鉄道・バスで最大8%還元について、このボーナスポイントは計算に含まれないため、実際は鉄道・バスでゴールドカード、プラチナプリファードは最大9%還元、インフィニットは最大9.57%還元にできるということになります。
また、三井住友カードは年間利用金額に応じてSBI証券でのクレカ積立時の還元率も上がります。一般カードは年間10万円の利用で0.5%の還元。ゴールドカードは年間100万円以上の利用で1%還元。プラチナプリファード、インフィニットは300万円の利用時に2%還元、500万円の利用時に3%還元、そしてインフィニットのみ700万円の利用時に4%還元にアップします。
ただし、この年間利用金額の集計には、国民年金保険料、SBI証券でのクレカ積立分のほか、交通系IC含めプリペイド決済へのチャージ分、Suica・ICOCAアプリ上での定期券、グリーン券の購入分は含まれないため、認識しておきましょう。
その他、Olive含め三井住友カードは還元率が上がる対象店舗やサービスが多いところも魅力的なカードになっています。まず一番有名なものは、セブンイレブン、ローソン、マクドナルド、吉野家、すき家、ドトール、ファミレスなど。対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を行うと、常時8%還元、最大20%還元にすることができます。
そして上位ステータスのプラチナプリファード、インフィニットの場合は、リワードアップ特典で還元が上がる対象サービスがスーパー、ドラッグストア、ETC、Expedia、タクシー配車サービスなどまでさらに拡大します。USJでもスマホタッチ決済で常時8%の還元になります。
このように三井住友カードは鉄道・バスだけでなく、通常のショッピング利用としてもお得なカードになっていて、メインカードとしても非常に優秀だと思います。鉄道やバス用に決済手段を分ける必要がないのは大きなメリットです。ただし、Oliveの注意点として、引き落とし口座は三井住友銀行に縛られてしまいます。そこに抵抗感がある人は、鉄道やバスなど優遇還元を受けることができる対象サービスで8%還元から7%還元に落ちてしまいますが、クレジットカードの機能のみがある三井住友カードナンバーレスが良いと思います。
続いて、JR東日本の鉄道をよく利用している人におすすめなモバイルSuica×ビューカードの組み合わせです。意外と知られていませんが、Suicaはチャージをする時とJR東日本の鉄道に乗車する時の両方でポイントを貯めることができます。
まずチャージをする時のポイントについて、チャージ元のクレジットカード側のポイントが貯まります。ただし、ほとんどのカードで交通系IC含めプリペイド決済へのチャージ分はポイント付与対象外に設定されているため、Suicaへ直接チャージしてもポイント還元を受けることができない状況です。それに対して、Suicaと同じくJR東日本が提供しているビューカードであれば、Suicaへ常時1.5%の高還元でチャージができると同時に、唯一オートチャージができるカードになっているためおすすめです。
そしてビューカードは10種類以上ありますので、どれがいいか迷ったらビックカメラSuicaカードとビューカードゴールドがおすすめです。ビックカメラSuicaカードは年会費初年度無料かつ年1回の利用で翌年度も無料になりますので、ビューカードの中で唯一完全無料で持つことができます。また、えきねっとでの新幹線・特急券の購入のほか、モバイルSuicaでのグリーン券や定期券購入でも追加で3%還元を受けることができます。
一方でビューカードゴールドは1万1,000円の年会費がかかりますが、えきねっとでの新幹線・特急券の購入、グリーン券の購入では8%還元、定期券の購入では4%還元に上がります。その他にも年間ボーナスポイントももらうことができ、年間100万円以上の利用でプラス0.5%程度還元を上げることができます。なお、Suicaチャージ分も集計対象に含まれますので、Suica支払い時の還元率は2%を超える形になり、基本還元率としても高いと思います。
このようにビューカードは、Suicaへ常時1.5%還元でオートチャージができる点、新幹線含め特急券、グリーン券、定期券の購入で高還元にできる点でおすすめです。
続いてSuicaで支払うポイントについて、モバイルSuicaにJRE POINTを紐付けることで、JR東日本の在来線の利用、新幹線の利用、Suicaグリーン券の購入、定期券の購入でも2%の高還元を受けることができます。ちなみに、基本的にはJR東日本の路線内でしかポイント還元はありませんが、定期券購入の場合は他社の路線を含む場合でも全体金額に対して2%のポイント還元がされますので、非常にお得になっています。
ですのでビューカードの還元率と合わせ、在来線の利用では合計3.5%の還元、定期券、グリーン券、新幹線の利用では合計5%の還元を受けることができます。さらにリピートポイントサービスで、月間で同じ運賃区間を10回以上支払うと10%分追加還元され、在来線の利用では合計13.5%の還元になります。
ビューカードやSuicaで貯まるJRE POINTも優秀です。Suicaへ1ポイント=1円としてチャージができる以外にも、JR東日本の特急券やSuicaグリーン券に交換すれば、1ポイント=1円以上の価値にもできます。例えば成田エクスプレスなら、東京エリアから成田空港間を720ポイントで乗車可能。通常料金では割引が入っても1,120円、割引なしでは1,730円かかるため、JRE POINTで乗車するのは非常にお得になります。
JR東日本では元々交通系ICのみで、クレカのタッチ決済は今後も対応しない方針のため、三井住友カードのスマホタッチ決済と比較する必要はあまりありませんが、モバイルSuicaとビューカードを組み合わせて多くのJRE POINTを貯めていきましょう。
続いて、JR西日本の鉄道をよく利用する人におすすめなモバイルICOCA×J-WESTカードの組み合わせです。先ほどのSuicaと同じく、モバイルICOCAにチャージをする時とJR西日本の鉄道に乗車する時の両方でポイント還元を受けることができます。まずJ-WESTカードからモバイルICOCAにチャージする場合、年会費を無料にできる一般カードなら常時1.5%還元、ゴールドカードなら常時3%還元でICOCAにチャージすることができます。
J-WESTカードのより具体的な基本スペックはこちらの通りです。まず一般カードについて、年会費は通常1,100円ですが、初年度無料かつ年1回の利用で翌年度も無料になりますので、実質完全無料で持てるクレジットカードになっています。基本還元率は0.5%ですが、先ほど触れた通り、交通系ICシーンのモバイルICOCAへのチャージや定期券購入、決済のWesmo!へのチャージで1.5%還元になります。
また、西日本の新幹線・特急列車の予約ができるe5489とスマートEXを利用することができ、最大5%還元で新幹線や特急列車へ乗ることができます。あとはJR西日本が運営している施設や駅ビル、ホテルのほか、周遊パスなどを購入できるtabiwaでも還元率が2倍から10倍に上がります。
一方でゴールドカードについて、年会費は1万1,000円かかります。そして基本還元率は1%還元、モバイルICOCAへのチャージ、定期券購入やWesmo!へのチャージでは3%還元になり、一般カードの2倍ポイントが貯まります。また、一般カードと同じように西日本の新幹線・特急列車の予約ができるe5489とスマートEXで高還元で利用することができ、この際ゴールドカードでは最大5.5%還元にできるため、一般カードより0.5%分還元率が高くなります。
ちなみに、J-WESTカードは提供開始から20周年ということもあり、現在大規模なキャンペーンを実施しています。その一例として、3か月間の利用金額に応じて追加でプラス0.5%分還元率が上がる内容もあり、非常にお得です。なお、J-WESTカードはすでに持っている人の紹介URLから各カードを申し込むと、新規入会キャンペーンとは別に1,000ポイントを追加でもらうことができますので、JR西日本を利用する人はこの機会に作成を検討いただければと思います。
続いてモバイルICOCAで支払う際のポイントについて。まず2026年6月まで、JR西日本の運賃は全て1%分のWESTERポイントが貯まります。7月以降継続されるかまだ不明ですが、JR東日本ではモバイルSuicaの電車利用で全て2%還元になりますので、継続される可能性は高いと思います。
さらに、利用登録したICOCAの定常的なポイント還元の仕組みとして、時間帯指定ポイントと利用回数ポイントがあります。前者の時間帯指定ポイントでは、指定の区間で平日の混雑する時間帯を避けて月4回以上利用すると、4回目以降1回ごとに運賃の10%分が追加されます。後者の利用回数ポイントでは、JR西日本の同一運賃区間を月間11回以上利用すると、11回目以降1回ごとに運賃の10%分がポイント還元されます。
こうした鉄道乗車時のポイントをうまく活用できれば、常時1%還元、乗車回数に応じて10%還元、J-WESTカードからのチャージで最大3%還元で、最大14.5%の還元を受けながらJR西日本の在来線に乗ることができることになります。
また、ICOCAでは定期券を発行しているユーザーをかなり優遇しており、定常キャンペーンのエントリーが必要になりますが、定期券を付しているICOCAへのチャージや電車、街の店舗での支払いで毎月最大2万ポイントをもらうこともできます。貯まるWESTERポイントも優秀で、ICOCAに1ポイント=1円の価値でチャージができるほか、JR西日本の新幹線や特急列車に使うと、1ポイント=1円以上のとても高いレートでポイント利用ができます。超特典きっぷやフリーきっぷのキャンペーンが行われている時は、1ポイント=3円以上の価値にもでき、非常に強力です。
JR西日本でもカードのタッチ決済導入はされていませんし、現在JR東日本よりも高いポイント還元率が設定されていますので、モバイルICOCA×J-WESTカードの組み合わせはかなりおすすめすることができます。私も関東在住ですが、J-WESTゴールドカードを発行して、モバイルICOCAを電車・バス用のカードとして使っています。
続いてPASMOと鉄道系クレカの組み合わせです。PASMO自体は首都圏の鉄道11事業者、バス18事業者が共同出資して運営している交通系ICです。そのため、PASMOへのチャージやPASMO定期券の購入でお得になる鉄道系クレカや、PASMOに紐付けて貯まるポイントも路線によって分かれている状況です。
また、PASMOエリアの関東私鉄ではクレカのタッチ決済の導入も現在進んでおり、2026年3月には相互利用もできるようになりました。従って三井住友カードのスマホタッチ決済で最大8%還元の恩恵も同時に受けることができます。先に結論としては、通勤・通学など定期券を購入する人、特急券をよく利用する人は、この後紹介する鉄道系クレカがおすすめ。月間1万2,500円以下で定期券を買うほどでもない人は、三井住友カードのスマホタッチ決済がおすすめです。
路線ごとにPASMOに紐付けて貯まるポイントと、関東私鉄のおすすめな鉄道系クレカの順番で紹介していきます。まずPASMOに紐付けて貯まるポイントの一覧はこちらになっています。路線によって1回の乗車でもらえる乗車ポイント、複数回の利用でもらえるリピートポイントの内容が変わりますが、概するとOliveのスマホタッチ決済8%還元以上になるケースが多そうです。しかし、乗車回数をいちいち数えるのも大変だと思いますので、シンプルに三井住友カードのスマホタッチ決済で高還元を受ける方が良いのかなと個人的には思います。
次に関東私鉄のおすすめな鉄道系クレカについて5枚紹介していきます。まず東京メトロのTo Me CARDです。年会費について、一般カードのPrimeは通常2,200円。UCゴールドカードの方は通常1万1,000円ですが、どちらも初年度無料で、Primeは年間50万円以上の利用、ゴールドは年間100万円以上の利用で翌年度も無料になりますので、実質完全無料で持つことができます。
また、基本還元率についてはどちらも0.5%還元ですが、ゴールドカードの方は年間利用金額に応じてボーナスポイントがあります。具体的には、年間利用金額が100万円、200万円達成時に1万5,000ポイント、300万円達成後100万円ごとに1万ポイントのメトロポイントが付与されます。つまり、100万円から200万円の利用時には最大2%還元、300万円利用以降は最大1.5%の高還元になります。ただし、PASMO含めプリペイド決済へのチャージ分はこの年間利用金額の集計対象になりますので、注意しましょう。
そしてこのTo Me CARD最大の特徴は、東京メトロが含まれるPASMO乗車において、持っているカードのステータスに応じてメトロポイントが付与されます。Primeカードの場合、平日は10ポイント、休日は20ポイント。ゴールドカードの場合、平日は20ポイント、休日は40ポイントもらえます。もし東京メトロだけ乗車する場合は、運賃は180円から330円のため、区間にもよりますが簡単に10%以上の還元率にすることも可能です。
なお、このカードで貯まるメトロポイントはPASMOに1ポイント=1円でチャージができますので、使い道にも困りません。このように東京メトロを利用する人にとっては非常にお得なカードだと思いますし、ゴールドカードに関しては年間100万円以上利用する場合、メインカードとしてもおすすめです。
あとは東京メトロとANAが提携したソラチカカードもおすすめです。東京メトロが含まれるPASMO乗車において固定ポイントをもらえるのは先ほどと同じで、ANA独自の特典が2つあります。1つ目に、PASMO利用で貯めたメトロポイントをANAマイルに高レートで交換できることです。通常のTo Me CARDでは60%の交換レートになりますが、ソラチカカードを保有している場合、90%の交換レートになります。
2つ目にボーナスマイルがあることです。入会時と継続時に、一般カードでは1,000マイル、ゴールドカードでは2,000マイルを自動的にもらえます。また、ANA便の搭乗時に一般カードはプラス10%分、ゴールドカードはプラス25%分の搭乗ボーナスマイルをもらえます。東京メトロとANA、どちらも利用する人におすすめです。
続いて東武線の東武カードです。年会費は必ずかかる代わりに、東武グループを中心にポイント還元率が高く設定されています。まずモバイルPASMOへのオートチャージで、カードステータスに関わらず1.5%還元になります。そしてモバイルPASMOの東武線定期券は5%から6%還元。チケットレスサービス「トブチケ」では、スペーシアXや東京スカイツリーライナーなど東武の特急券を購入でき、15%から16%還元になります。
あとは東武百貨店、東武ストア、東京ソラマチ、東武の駅ビルなどでも還元率が上がります。そのため、東武線定期券・特急券を購入する人、東武グループの店舗をよく利用する人にとっては、かなり優秀なカードだと思います。
続いて、年会費や還元率は一般的な水準ですが、各路線の定期券を購入する人におすすめなカードを3枚紹介していきます。東急線のTOKYU CARD ClubQ JMBカード、西武線のSEIBU PRINCE CLUBカード、Laviewデザイン、京王線の京王パスポートカードです。どのカードもPASMOへチャージしてPASMO乗車するよりも、三井住友カードのスマホタッチ決済で乗車した方がお得ですが、定期券購入のためであれば持っておくことをおすすめします。
定期券購入における還元率について、TOKYU CARDは3.5%還元、SEIBU PRINCE CLUBカードでは3%還元、京王パスポートカードでは1.5%還元になります。一応、京成線、小田急・京急線、相鉄線のクレカもありますが、定期券購入においても還元率が高くないのでおすすめしません。まとめるとPASMOエリアでは路線ごとに条件も変わりますので、今回紹介した鉄道系クレカに魅力を感じる人以外は、三井住友カードのスマホタッチ決済がおすすめです。
次に九州在住の人特化になりますが、JR九州のSUGOCA×JQカードの組み合わせも簡潔に紹介していきます。JQカードは唯一SUGOCAへオートチャージが可能で、0.5%還元でSUGOCAにチャージすることができます。ただ、ここだけでは最大8%還元を実現できる三井住友カードのスマホタッチ決済の方が圧倒的におすすめです。
一方で2026年4月以降、JR九州ではJRキューポわくわくプログラムという新しいランク制度が始まり、JR九州のサービス利用状況、JRキューポの獲得ポイント数などに応じて豪華な特典をもらえるようになっています。最上位のダイヤモンドランクではJR九州の乗り放題きっぷやホテル宿泊券をもらえるため、九州在住で最上位ランクを狙える人はSUGOCA×JQカードの組み合わせもありだと思います。
また、JQカードの中でもJQ CARDエポスゴールド、JQ CARDセゾンゴールドは年間100万円の利用で合計1.5%還元になり、メインカードとしても優秀だと思います。各支払い手段の個別解説も以上になります。
最後に、クレジットカードを申し込む時は新規入会キャンペーンを必ず活用しましょう。これだけで普段の利用で獲得できる数年分のポイントをもらえる可能性もあります。また、ポイントサイトのモッピーを経由することで、入会先のキャンペーンでもらえるポイントと、モッピーからも表示のポイントがもらえるため、ポイントの二重取りができ、非常にお得になっています。
モッピーをまだ使ったことがない人は、画面の紹介コードで登録をして5,000ポイント以上をモッピーで獲得すると2,000ポイントを追加でもらえますので、ぜひ活用ください。本日は以上です。
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