乃木坂46・5期生4人が初アフレコを振り返る 映画『GROTESQQQUE -グロテスク-』完成披露舞台挨拶

YouTubeで開く ↗
概要

映画『GROTESQQQUE -グロテスク-』の完成披露上映会で、乃木坂46の5期生である井上和、中西アルノ、一ノ瀬美空、冨里奈央の4人が舞台挨拶に登壇した。4人が声を担当したのは、作中の一編「ノクターン〜このグロテスクな夜に〜」である。上映直後の観客を前に、出演が決まったときの気持ちと、同期4人だけで臨んだアフレコ収録の様子を語った。4人のほとんどはアフレコの仕事が初めてだったという。

5分で読めます
0:02

登壇者の挨拶

アヤメ役の井上は、作品を観客に届けられることがうれしいと述べた。シオン役の中西は、観客が作品を観終えたばかりなので、作品の良さを一緒に話せるのが楽しみだと話した。桃役の一ノ瀬は、観客を「日本で最初にこの作品を見た皆さん」と呼び、自分も大好きな作品の魅力を伝えたいと語った。カンナ役の冨里は、楽しい時間を一緒に過ごしたいと挨拶した。

1:55

出演が決まったときの思い

井上は、普段からアニメをよく見ていて、アニメに助けられてきたこともあり、出演が決まったときはとてもうれしかったという。5期生の同期4人で演じられることにも喜びを感じたと話した。さらに、作品のテーマや4人のキャラクターの関係について「すごく似てるわけじゃないけど、遠いわけじゃない」と述べ、自分たちの関係と近い部分があると感じたという。そのため、感情的になりながらも、アフレコをみんなで楽しめたと振り返った。

中西は、うれしさと同時に、初めてのアフレコの仕事が自分に務まるかという不安もあったと明かした。ところが脚本を読むと、役がバンパイアだった。中西は、自分も中二病の道を歩みながら23歳になったと話し、「中学2年生の時の私、聞いてるか」と、23歳でバンパイアになると報告するような気持ちで台本を読んだと語って会場を沸かせた。

一ノ瀬は、話を聞いたときには驚きが重なったという。アフレコ自体が初めてだったこと、『グロテスク』というタイトルを聞いてどんな作品なのか想像がつカンナかったこと、さらに登場人物が4人で、それを同じグループの同期4人が演じることにも驚いた。そうした驚きの中で始まったが、多くの人に支えられて作品に関われたことが幸せだと話した。

冨里は、芝居は毎回新しい自分に出会える場所だと考えていて、いつか声の仕事もしてみたいと思っていたという。そのタイミングで声をかけてもらったので、とてもうれしかったと語った。一ノ瀬と同じように、脚本のタイトルに「グロテスク」とあったので「グロいのカンナ」と思ったとも明かした。それでも、同期の3人の「お姉さん」と一緒にできると聞いて心強く感じ、アフレコが楽しみだったという。

6:10

ブースでの「グミタイム」

収録は4人そろってブースで行われた。井上によると、作品は4人が旅をするような物語で、ずっと同じブースにいたため、実際に旅をしているような感覚があったという。4人で協力し合い、考えすぎて糖分が足りなくなるとグミを食べた。緊張感はありながらも、同期だからこそ気を許せる安心できる場所だったと話した。

中西も「グミタイム」に救われたと語った。4人のほとんどがアフレコ初挑戦で、慣れているメンバーがいなかった。収録中に行き詰まると、4人で頭を寄せ合って「どうしよう」と考える場面があった。そんなときに「一旦グミ食べようか」となる時間が、同期ならではの癒やしだったという。

7:41

マイクが拾ったお腹の音

一ノ瀬が印象に残ったこととして挙げたのは、マイクの性能の高さだった。他のメンバーの収録中にお腹が空くと、ばれないだろうと思って鳴らしていたが、お腹の音までしっかり拾われていたという。そのたびに「これ私だ、ごめんね」と謝ったそうだ。メンバーからは、一ノ瀬がいちばんお腹を鳴らしていたという声も上がった。一ノ瀬は、同期だったから素直に名乗り出られたが、他の現場ならもっと罪悪感を抱いていたと思うと話し、「日本の技術は素晴らしい」と笑いを誘った。

この話を受けて、声優側の登壇者が、声優はお腹が鳴ったときにどうしているのかを説明した。お腹が鳴るのは自然なことで仕方がないので、軽食を常に持っていく人がいるという。鳴りすぎるときは、出番が少ない間は外に出ている人もいるそうだ。アフレコの前は食べすぎても食べなさすぎてもよくなく、消化の音が鳴ってしまうとも話した。そのうえで、他の現場でも周りから咎められることはないので大丈夫だと声をかけた。一ノ瀬は、あんなに申し訳なさそうな顔をしなくてもよかったと救われた様子で礼を述べた。

9:15

自分の手を噛んで役をつかむ

冨里が挙げたのは、井上の役作りだった。予告編にも登場する、井上が演じるアヤメが人を噛む場面の収録でのことだ。井上は「人を噛むってどういう感覚なんだろう」と言い出し、自分の手を噛み始めたという。「いてて」と言いながら噛み、「こういう感じか」と確かめてからマイクの前に向かう姿が、冨里には強く印象に残った。

井上は驚かせたことを冨里に謝りつつ、噛む側も噛まれる側も、一度やってみないと分からないと説明した。噛んだのは親指の付け根あたりで、冨里は本当に血が出るのではないかと思うほどだったと振り返った。井上自身も、周りに心配されて「何やってるんだろう」という気持ちになったという。それでも、そのおかげできっといいものを残せたと思っていると語った。冨里は井上を「すごくストイック」だと評し、司会者は大切な取り組みだと応じた。

初めてのアフレコに同期4人だけで臨んだ現場について、4人はグミで息抜きをし、お腹の音を笑い合い、手探りで役をつかんでいった時間として語った。