寺地拳四朗とユーリ阿久井政悟、同じ興行でそれぞれの世界戦へ 再戦と王座統一を見据える

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概要

『U-NEXT BOXING.7』の記者会見で、WBO世界スーパーフライ級王者の寺地拳四朗と、元WBA世界フライ級王者のユーリ阿久井政悟が登壇した。寺地はハシエル・アマドルを相手に防衛戦を行い、阿久井はダビド・ヒメネスが持つWBA世界スーパーフライ級王座に挑む。かつてベルトをかけて拳を交えた2人が、同じ階級の別団体の王座をかけて同じ舞台に立つ。会見では、それぞれの試合への準備に加えて、勝ち進んだ先の王座統一戦、つまり再戦をどう意識しているかが質問された。

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1年ぶりのベルトを取り戻した寺地拳四朗

寺地は7月にタイトルを獲得している。そのときの気持ちを聞かれると、約1年ぶりで「やっとまたベルトが僕に帰ってきたか」と思い、本当にうれしかったと振り返った。試合後の過ごし方については、特に普段と変わらないと話した。

現在のコンディションについては、スパーリングの量も増え、調子は非常に良く、仕上がりも良くなってきている段階だという。

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アマドル対策は「ジャブで前に入らせない」

対戦相手のハシエル・アマドルは25歳で、戦績は16戦15勝1分け、13KO。KO率80%のハードパンチャーとして紹介された。寺地はアマドルについて、身長が高く、前に出てくる選手という印象を持っている。そのうえで、自分のジャブでしっかり対応し、あまり前に入らせないようにしたいと対策を語った。

会見の終盤には、試合当日までに一番磨いておきたいことを問われた。寺地は少し考えてから、ジャブをしっかり打つこと、足を止めないことを挙げ、あとは集中力で戦いたいと答えた。

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統一戦は「意識します」

司会者は、同じ興行で阿久井も同じ階級の他団体のベルトをかけて戦うことに触れ、互いに勝ち進んだ先を意識するかと尋ねた。寺地は「僕も統一戦はしたいんで、そういう面では意識はします」と答えた。

司会者は、寺地自身が口にしている「最終章」が始まったことにも触れ、ファンへのメッセージを求めた。寺地はまずこの試合にしっかり勝つことが一番だとしたうえで、その先は統一なので、そこまで楽しみにしてもらえたらうれしいと述べた。

同席した会長は、寺地のコンディションとモチベーションについて、本人が言うとおり最終章という意識で取り組んでいると説明した。最後まで気を抜かずに、新たな複数団体の王座獲得を目指していくだろうと期待を語った。

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1年8カ月ぶりの世界戦に臨む阿久井政悟

阿久井にとっては1年8カ月ぶりの世界戦になる。決まったときの気持ちを聞かれると、まずこの舞台に戻ってこられたことが率直にうれしいと答えた。ほぼ2年ぶりになる世界戦までの間には、気持ちが落ち込んだ時期もあったという。それでも立て直してコツコツ続けてこられたのは、家族と会長の支えがあったからだと語り、「絶対に2階級制覇達成したい」と意気込みを示した。

直近2戦は圧倒的な内容で勝っている。階級を上げてからの成長について聞かれると、パフォーマンスはすごく上がっていて、強くなっているのは間違いないと話した。あとはそれを世界戦で出すだけだという。

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ヒメネスは「小ざかしい」、それでも自分を貫けるか

王者ダビド・ヒメネスはコスタリカ出身の新王者だ。阿久井は、言葉は悪いがと前置きしたうえで、「ちょっと小ざかしい」という印象を語った。足も使えるし、頭を入れてガツガツ攻めてくることもできる、非常にやりにくい選手だという。そのような相手に対して、どこまで自分のスタイルを貫いて戦えるかが鍵になると話した。

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寺地戦の後は「燃え尽き症候群」に

同じ舞台でのタイトルマッチとその先について聞かれると、阿久井はまずこの試合に勝たなければ先は見えてこないと答えた。そのうえで、寺地との試合の後、お互いに燃え尽き症候群のようになった時期が一瞬だけあったと思うと明かした。だからこそ、お互いにコツコツ頑張りましょうという気持ちだという。

ファンへのメッセージでは、ここまで戻ってこられたのは本当に皆さんのおかげだと感謝し、必ず2階級制覇を達成すると繰り返した。

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「死にもの狂い」で臨む地方の小さなジム

阿久井の所属ジムの会長は、まず試合を組んだ本田会長への感謝を述べた。自分たちは田舎の極小ジムだが、いつも手を差し伸べてもらっていると話した。そのうえで、阿久井は「ほんま死にもの狂い」で、この試合は絶対に勝たなければならないと思っていると語った。司会者に改めて阿久井の状態を問われると、今回は大変良いと答えた。

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続けるか、やめるか——妻の一言

会見の最後に、阿久井は約1年8カ月の空白の中で最も印象に残っているサポートを尋ねられた。挙げたのは家族、特に妻だった。続けるかやめるか迷っていたとき、妻は「好きにしたらいいんじゃないか」と言ってくれたという。その言葉に背中を押されたことに、阿久井は深い感謝を示した。

寺地は防衛、阿久井は2階級制覇という目の前の一戦を最優先に掲げた。そのうえで、両者ともその先にある王座統一戦を意識していることを認め、会見は終わった。