和牛、屋形船のもんじゃ、カニ:外国人観光客が日本の食べ放題に通う理由

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概要

日本の食べ放題に、外国人観光客が集まっている。番組は都内の和食レストラン、屋形船、カニの食べ放題、渋谷のしゃぶしゃぶ店を取材し、客が何に満足し、どこで戸惑ったのかを聞いた。客が挙げた理由は主に三つある。肉の質の高さ、初めての食材を気軽に試せること、母国と比べた割安感だ。一方で、量の多さや調理器具の扱い、日本独特の食べ方に驚く場面も多かった。

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和牛に寿司と天ぷらも付く9300円のコース

最初に取材したのは都内の和食レストランだ。すき焼きかしゃぶしゃぶを選べる食べ放題で、黒毛和牛のリブロースを好きなだけ食べられる。香港から来た2人は和牛を「私が食べた牛肉の中で1番」と評価し、すぐに2皿目を頼んだ。

この店では和牛のほかに、天ぷら10種類ほどと寿司およそ20種類も食べ放題で、価格は9300円だ。客の一人は「牛肉だけだと重すぎるかも。だから寿司と天ぷらなど他の選択肢があっていい」と話した。店によると、SNSを見て来店する外国人が多く、去年2店舗目を出した。台湾から来た客は和牛を2皿食べ、天ぷらと寿司は全種類を注文した。この客は、食べ放題が1万円でこの質ならいい、と評価した。

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「知らない食材を試せる」ことの魅力

しゃぶしゃぶを食べていたアメリカから来た家族の一人は、日本で食べ放題に来るのは今回が4回目で、2日前にも行ったという。この客は、食べたことのない食材を気軽に試せる点を魅力に挙げた。メニューにあった天ぷらが何なのか分からず、試してみたくて注文したと話す。初めて食べた大葉の天ぷらについては、食感がとてもいいと感想を述べ、日本に来たら一度は食べ放題に行きたくなると語った。

香港から来た夫婦が気に入ったのは、注文した料理を席まで運んでもらえる仕組みだ。香港の食べ放題は客が自分で食材を取りに行く形式で、行列になることもある。ここでは座ったまま待っていられるのがいいという。ただ、運ばれてきた肉を見て、二人とも食べきれるか不安そうな様子だった。香港では1皿に肉が2切れほどしか載っていないが、ここでは1皿の量が多く、少し頼みすぎたと振り返る。2人は1時間ほどかけて完食し、帰りは1駅手前で降りてホテルまで歩くと話した。

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屋形船で夜景を見ながらもんじゃ焼き

次の取材先は東京・新木場から出る屋形船だ。船内には鉄板が並び、人気の明太もちチーズもんじゃ焼きのほか、豚キムチチャーハンやお好み焼きなども食べ放題になっている。レインボーブリッジなどを巡るコースは、飲み放題と乗船代込みで8900円だ。

台湾から来た客は、料理を作りながら夜景を眺める体験が楽しく、台湾ではできないと話した。高校時代に日本語を学んでいたというアメリカからのグループも参加していた。

もんじゃ焼きに初めて挑戦した客もいた。最初は出汁をこぼさないように具だけを鉄板に乗せて焼き、ここまではうまくいった。ところが次の工程で、具で土手を作り、出汁を少しずつ流し込むはずが、一気に注いでしまい、出汁が鉄板の上に広がった。周りから「混ぜて混ぜて」と手助けを受け、なんとか初めてのもんじゃ焼きが完成した。

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クイズ:屋形船で苦労したこと

番組はここでクイズを出した。この客たちが食べ放題中に他にも苦労したことは何か、という問題だ。スタジオの出演者からは「せっかくの夜景を全然見ていなかった」「船酔いした」といった答えが出た。

正解は、ヘラを使うことだった。客は、トングは使うがヘラはあまり使ったことがないと話し、ヘラで具材を切ったり混ぜたりするのが難しかったという。それでも、いろいろな料理を試せて、船の上からきれいな景色も眺められてよかったと振り返り、すぐ日本に戻ってきたいと語った。

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1人約2万円のカニ食べ放題

ズワイガニを思う存分味わえる食べ放題では、香港から来た家族を取材した。カニを食べると無口になるのは世界共通のようで、親子は黙々と食べ続けていた。このコースでは濃厚な甲羅焼きのほか、タラバガニや毛ガニまで食べ放題になっており、料金は1人およそ2万円だ。

客はカニの味を、ジューシーで甘く海の香りがすると表現した。日本に10回以上来ているというこの家族は、自分たちの地元で同じレベルのものを食べたらもっと高くなるので得だと話した。番組は、質が高いと評判の日本の食べ放題に外国人観光客が殺到していると伝えた。

8:29

渋谷のしゃぶしゃぶ店:夕食客の8割が外国人

東京・渋谷のしゃぶしゃぶ・すき焼き専門店では、鍋を囲む席でさまざまな外国語が飛び交っていた。店によると、ディナーは食べ放題のみで、訪れる客の8割ほどが外国人観光客だ。牛肉や豚肉が食べ放題のコースでは、すき焼きと数種類のしゃぶしゃぶのスープから選べ、制限時間は100分となっている。

シンガポールから来たカップルは、日本で過ごす最後の夜に美味しいものを食べたいと考え、ネットで調べてこの店に来た。2人はすき焼きと豆乳スープのしゃぶしゃぶを選び、「本当に美味しい」「これはいいお肉だね」と話した。シンガポールにも鍋の食べ放題はあるそうだが、牛肉の質の高さに感動したという。2人は牛肉だけを何度もおかわりした。ただ、頼みすぎてしまうのが食べ放題で、「あと2日はお肉食べたくない」と言いながら完食した。消化のためにホテルまで歩いて帰ると話した。

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ハネムーン中のメキシコの夫婦は2日ぶりの再訪

ハネムーンで2週間日本に滞在しているメキシコの夫婦は、2種類のスープのしゃぶしゃぶを手慣れた様子で楽しんでいた。この店に来るのは2回目で、前回は2日前だった。しゃぶしゃぶ食べ放題が気に入って、再び来店したという。

夫婦はこの店の魅力に具材の多さを挙げた。名前は分からないがメキシコにはないキノコがあると話したのは、初めて食べたえのきのことだ。この店ではキノコや野菜およそ20種類も食べ放題になっている。2日後にメキシコへ戻るので、この店が恋しくなりそうだと語った。

11:52

生卵とアク取り:オーストラリアの家族の驚き

すき焼き・しゃぶしゃぶの食べ放題に初めて挑戦したのは、オーストラリアから来た家族だ。家族がまず気になったのは、すき焼きで定番の生卵だった。鍋に入れるのかと尋ねると、店側から生卵なので溶いて使うよう説明を受けた。家族は生のまま食べるとは思いもしなかったと話し、卵は鍋に入れるものだと思っていたという。実際に食べた感想は「とっても美味しい」だった。

番組はここで2問目のクイズを出した。しゃぶしゃぶも食べていたこの家族が、美味しく食べるための一手間に驚いたという。日本では食べている途中に自然にやる人も多いこの一手間とは何か。スタジオからは「アクを取る」「さっと短時間でしゃぶしゃぶする」「スープを足す」といった答えが出た。

正解はアク取りだった。家族は店から、風味を保つためにアクを取るよう教わった。アク取りをしたことはなかったという。番組は、日本に来たら食べ放題が定番になるかもしれないと締めくくった。