向井理、第1回「ベストウォッチドレッサーアワード」受賞 GPS時計がキューバで役に立たなかった話と、時計への思い

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概要

『Tokyo Watch Award 2026』で、俳優の向井理が「ベストウォッチドレッサーアワード」に選ばれた。今回が初開催で、向井は第1回の受賞者になる。授賞式とその後のトークで、向井は愛用の時計を選んだ理由、海外で起きた小さな誤算、時計の選び方、初めて自分で買った時計の記憶、そして台本を覚えるときの時間の使い方について話した。

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受賞理由と向井のコメント

司会によると、受賞理由は、向井が俳優としてさまざまな表現を重ねながら、自然体の佇まいと洗練された装いで独自の魅力を伝えてきたことにある。腕時計を身につける美しさは装いとの調和だけでなく、その人の所作や雰囲気にも表れる。向井の佇まいは時計と人が互いを引き立てる着こなしを感じさせる、というのが選考側の評価だ。トロフィーは、Tokyo Watch Award実行委員会の田中氏から手渡された。

受賞について向井は、仕事でもプライベートでも普段から時計をつけていて、時計は自分にとって身近なものであると同時に憧れの対象でもあったと話した。そのうえで、こうした賞を受けるのは本当に光栄だと述べた。

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愛用のセイコー アストロンと、キューバでの誤算

この日向井が着けていたのは、コロナ禍の前に買ったセイコーの「アストロン」だった。海外で仕事をする機会がとても多く、昨年も3カ国ほど訪れたという。アストロンはGPS機能付きの電波時計で、ボタンを押せば滞在している国の時刻に自動で合わせてくれる。購入の決め手は、海外に行くときに便利だと考えたことだった。

ところが、購入後に最初に行った国はキューバで、そこではGPSを受信できなかった。向井は「何の意味もなかった」と笑い、結局は手で時刻を合わせたと明かした。もっとも、ほかの国では問題なく使えているという。

現在は撮影や記者会見のような仕事の場でも着けていて、日常的に使う一本になっている。チタン製なのでとても軽く、丈夫なため、どこへ持っていっても大丈夫な時計だと向井は説明した。

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時計の選び方は「持っていないものを買う」

時計を選ぶときのポイントを聞かれると、向井はアストロンについては機能を重視して買ったと答えた。一方で、金属製の時計を買った次はレザーのものにするなど、あえて対極にあるものを選ぶこともあるという。1980年代や90年代の古い時計も好きで、時計はファッションの一部でもあると話した。

何に合わせるかによって選び方は変わるが、基準としては、まだ持っていないデザインのものを買うことが多いという。

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濃密な1日:舞台、ナレーション5本、そして授賞式

今年でいちばん濃密だった時間と来年挑戦したいことを聞かれると、向井は、ありがたいことに忙しくしているので日々が濃密だと答えた。この日も舞台の本番期間中で、舞台で2時間ほど話し、そのあとナレーションを5本収録してから会場に来たという。「今日は割と濃密かもしれない」と付け加えた。

続いて協賛社のカシオ計算機から、オシアナスシリーズの電波時計「オシアナス マンタ」の薄型クロノグラフが向井に贈られた。

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台本は「期限を決めて」覚える

ケンドーコバヤシ、HIKAKINとそろって登壇したトークでは、まずイベント全体の感想を求められた。向井は、たくさんの人が集まってくれたことに触れ、時計の魅力が少しでも伝わればいいと話した。

忙しい1日について改めて聞かれると、向井は時間を区切ることが大事だと答えた。だらだらやっても仕方がないので、何月何日までに何十ページ覚える、今日なら昼までに23ページ覚える、というように1日の中でも期限を決める。それを長い期間にわたって積み重ねていく。台本は最終的に全部覚えなければならないので、覚える時間とだらっとする時間をしっかり分けているという。

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初めて自分で買った時計と「大人のアイテム」

初めて自分で買った時計を尋ねられると、向井は中学1年の頃だったと記憶をたどった。ブランド品ではなく、その年齢でも手が届く普通の時計だったという。

当時は毎朝決まった時間に出かけて決まった時間に帰る生活で、正直なところ腕時計は必要なかった。それでも時計には「大人がつけるもの」というイメージがあり、憧れていた。時計をつけることで少し成長した気になっていたと向井は振り返る。その憧れは今も変わっていないといい、時計は自分にとって大人びたアイテムだと話した。

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これからの時計との付き合い方

今後の時計との付き合い方については、高級なものもリーズナブルなものもあるが、好きな時計や思い入れのある時計をつけると気持ちが上がると答えた。そうした時計を自分へのご褒美にしたり、誰かに贈ったりすることもよい機会になるのではないかと話し、気持ちを上げてくれるものとしてこれからも付き合っていきたいと述べた。

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ファンへのメッセージ

最後にファンへの一言を求められると、向井は「一言は難しい」と言いながら、ありがたいことに仕事があり、今は毎日舞台に立たせてもらっていると話した。決められた限りある時間の中で、どれだけ多くの人と関われるかを大切にしているという。これからもたくさんの人に出会えるよう、健康に気をつけて頑張っていきたいと締めくくった。