カムチャツカ半島南部でM6.9の地震、日本の広い範囲に緊急地震速報が誤って発表される

YouTubeで開く ↗
概要

アメリカ地質調査所(USGS)によると、日本時間16日午後0時35分頃、ロシア極東のカムチャツカ半島南部でマグニチュード6.9の地震が観測された。震源の深さはおよそ143キロである。太平洋津波警報センターによると、この地震による津波の心配はない。番組では、この地震とほぼ同じ時刻に日本の広い範囲で発表された緊急地震速報について、解説者が地震との関係を説明した。

2分で読めます
0:34

地震そのものは確かに起きていた

解説者はまず、USGSの情報から、カムチャツカ半島南部で比較的規模の大きな地震が起きたことは確かだと述べた。そのうえで、震源の深さ143キロは「非常に深い」と指摘する。解説者によると、震源が深いと揺れが広い範囲に伝わる。そのため、震源がロシア極東で遠くても、揺れが日本に伝わること自体はおかしくないという。

M6.9に対して範囲が広すぎた緊急地震速報

一方で解説者は、マグニチュード6.9の地震にしては緊急地震速報が出た範囲が広すぎたと指摘した。番組内で先に読まれた気象庁関連の原稿にも触れながら、何らかのトラブルがあったのではないかとの見方を示している。地震は発生していたが、日本に大きな揺れを及ぼすものではなかった。それにもかかわらず、0時36分頃に日本の広い範囲に緊急地震速報が誤って発表された、というのが番組での整理である。

1:44

遠方の地震を推定する難しさ

スタジオからは、カムチャツカ半島南部の地震の影響でシステムエラーが起き、誤報につながったのかという質問が出た。解説者はこれに答える形で、地震の発生場所によって推定の難しさが違うと説明した。日本の近くで起きた地震であれば、多くの震度計や地震計があるため、状況を正確に把握できる。これに対し、日本の気象庁が観測網を持たないカムチャツカ半島南部のような遠い場所で起きた地震については、規模を推定して日本で大きな揺れになるかを判断するのが「結構難しい」という。

解説者によると、緊急地震速報は本来、これほど影響の大きい誤報にならないよう努めて運用されている。今回は速報が取り消されるという「非常に珍しいこと」が起きており、何らかのトラブルだったのか、判断の難しいケースだったのかは、この時点では分からないとした。解説者は今後の情報発表を待ちたいと述べ、身の安全を確保する必要はないと呼びかけた。

気象庁が原因を確認中

番組の最後には、気象庁が誤報の原因について確認を進めており、今後詳しく説明する予定であることが伝えられた。