ロバート山本博が明かした「誰にも気づかれないエキストラ参加」と、プロエキストラ役の役作り
oriconNetflixシリーズ『俺のこと、なんか言ってた?』の完成報告会で、お笑いトリオ・ロバートの山本博が自身の役について語った。山本が演じたのは、どんな撮影でも背景に溶け込むベテランのプロエキストラ「刈谷」である。役作りを問われた山本は、プライベートで今もボランティアエキストラとして撮影に参加していると明かし、会場を驚かせた。
「なんでお前がここに」という自己紹介
山本は「プロのエキストラ、ベテランエキストラ、刈谷をやりました」と名乗り、「なんでお前がここにいるんだと思ってると思いますけども」と切り出した。そのうえで、出演者の名前を聞くたびに大きな作品に出させてもらったと実感したと話し、楽しい経験だったと振り返った。
司会の説明によると、刈谷は存在感を出さずに背景へすっと溶け込む演技をするプロエキストラだ。一方、役所広司が演じる高瀬川は何をしても存在感が強すぎる人物で、ADやスタッフからダメ出しを受ける場面もあるという。
役作りは「そもそも個性がなかった」
プロエキストラを演じるための役作りを聞かれると、山本は「役作りも何も、そもそもどんだけ頑張っても個性がなかった」と自嘲気味に答えた。役作りというより、エキストラとして参加している人の気持ちを大事にしたと説明し、その流れで自分も実際にボランティアエキストラとして撮影に参加していると打ち明けた。
参加しても「誰にも気づかれず1日終わって帰ってくる」という。登壇者から「最近でもやっているのか」と聞かれると、山本は今もやっていると答え、先日も参加したばかりだと話した。理由を問われると、参加したい作品だったからだと説明した。さすがに誰かに気づかれるのではと重ねて聞かれても、山本は「言われないんですよ」と否定し、本当に誰にも気づかれずに現場に溶け込んでいると強調した。
ベテランエキストラの観察から役を組み立てる
山本は、こうした参加経験で感じたことを思い出しながら役を作ったと語った。現場で見たベテランエキストラは姿勢が違うという。たとえば、監督の声が届いていないところへ指示を回したり、「革靴持ってきてますよ」「帽子3パターンあります」と自分から申し出たりする。登壇者からも、今回のエキストラ描写はリアルだという声が上がった。山本はそうした人たちをイメージして演じたと話した。
作中には、刈谷が高瀬川に上から目線で演技論を語る場面もある。山本はこれを、トランプゲームの大富豪でスペードの3がジョーカーを倒すような瞬間だったと例え、役所に対して上から物を言う面白い経験になったと振り返った。
「このキャスティングは最高だった」
司会は、山本がこの役を演じたことについて、キャスティングとして最高だったとまとめた。これに応えて登壇者の一人は、この山本(刈谷)に出会わなければ高瀬川は復活できなかったと思う、高瀬川は「普通」というものが分からない男だから、と作中での二人の関係に触れた。存在感が強すぎる男と、存在感を消すことに長けたエキストラという対比が、物語の軸の一つになっていることがうかがえる。
はい。プロのエキストラ、ベテランエキストラ、刈谷をやりました山本博です。よろしくお願いします。なんでお前がここにいるんだと思ってると思いますけども。
いやいやいや。
本当に出演者の名前を聞くたびに、すごい作品に出させていただいたんだなっていうことで、とても楽しい経験をさせていただきました。今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
そして山本さんが演じる刈谷というのは、先ほどおっしゃったプロエキストラとして、どんな撮影でも背景にすっと溶け込む、存在感を出さないという素晴らしい演技をすると。一方、高瀬川っていうのは何やっても存在感強すぎて、ADさんとかスタッフさんからもダメ出しを食らうようなシーンもありました。
山本さん、今回、プロエキストラを演じるにあたって、どんな役作りをされたんでしょうか?
いや、役作りも何も、そもそもどんだけ頑張っても個性がなかったもので、自分に。
そうなんですよ。だから役作りというよりも、エキストラの、本当の参加されてる方の気持ちというか。実際、自分もボランティアエキストラとか参加するんですけど。
はい。はい。
誰にも気づかれず1日終わって帰ってくるので。
最近でもやるってこと?
そうです。はい。
そうなんですか。
やってます。はい。
こないだは、やりたいの役やってきました。
気づかれないんですよ。本当に気づかれない。
本当に気づかれない。なんでそんなことやってるんですか? エキストラは今。
それは参加したい作品だったので。
いやいや、いやいや。
ボランティアエキストラで参加させていただきましたけど。
でも、何人かはいるでしょ、やっぱ。「山本さんでしょ」とか言って。
いや、言われないんですよ。本当に誰にも気づかれずに現場に溶け込んで。
はい。
だからそういう時の気持ちを思い出して。ベテランエキストラの方って、「なるほど、ああいうふうに、ちょっと監督が声届いてないところをみんなに回してるな」とか、「僕、革靴持ってきてますよ」とか、もう姿勢が違うので。
「帽子3パターンあります」みたいな。エキストラさんって、もうそう、リアルなんですよ、今回。
そうなんですよ。だからそういう方をイメージさせていただいて。
だからちょっと高瀬川さんに、役所さんに、上から僕が、みたいな。大富豪のジョーカーをスペードの3がやっつけるみたいな瞬間がありましたけど。
はい。面白い経験させていただきました。
演技議論をね、上から目線で行ってみたりとしてましたけど。
議論って。はい。
これ、役所さん、考えたらこのキャスティング最高だったわけですね。まさに山本さんがその役をやるっていうのは。
そうです。もうこの山本さんに出会わなかったら、高瀬川、もう復活できなかったと思う。この普通っていうことが分からない男ですからね。
分かりました。ありがとうございます。
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