阿佐ヶ谷駅徒歩3分・家賃6万円の1K 先端に向かって細くなる部屋とその奥のシャワー

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概要

「内見ゴリラの珍賃貸」の今回の舞台は、東京都杉並区の阿佐ヶ谷である。紹介役の西田は、この物件を「生活に支障をきたすんじゃないか」と思うほど細い一方で、駅から近い物件だと予告した。生活の利便性と立地のトレードオフをどう評価するかが、今回の内見の軸になる。

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阿佐ヶ谷という街と、出演者の思い出

出演者の一人は阿佐ヶ谷を「全く知らない」と言い、高齢の住民が多い印象を挙げた。中央線・総武線沿いの杉並区らしく、独特のカルチャーが残る地域だという話も出た。

もう一人は近くの駅に住んでいたことがあり、阿佐ヶ谷にもときどき来ていたという。駅前のマクドナルドを指して、1社目を解雇されて仕事がなくなったとき、スキマバイトアプリの「タイミー」で2〜3回働いたと振り返った。この日は不動産業界のメディアも取材に来ていて、出演者は少し緊張していると話していた。

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商店街を抜けて徒歩3分

物件までは阿佐谷パールセンターという商店街を通る。アーケードになっているので天気に関係なく歩けるし、サイゼリヤなどのチェーン店も多い。西田は、生活に困ることはないだろうと説明した。駅からは徒歩3分である。

外観は2階建てで、賃貸部分は1階にある。出演者は「駅近の物件はたいてい標準化されて、癖がなくなるのが普通」と話し、この立地でどんな癖があるのかに注目した。西田の説明では、JR中央本線阿佐ヶ谷駅から徒歩3分、木造2階建ての1階部分、1988年築の1K。外壁はサイディングできれいにしてあるのに、建物名の看板がラミネートしたシールになっている。出演者はこのちぐはぐさを面白がった。

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キッチン、洗濯機置き場、トイレ

玄関を入るとキッチンがある。狭いが、設備は一か所にまとまっている。収納と姿見があり、電気コンロとシンクも付いている。西田が特に評価したのは、洗濯機置き場が室内にあることだった。区画がはっきり分かれている点もよいが、スペースは小さめである。これについて出演者たちは、23区内の駅近ならこうなるのが基本で、東京は人口が多すぎて土地がないのだから仕方がない、と話した。

トイレは洋式で、温水洗浄便座が付いている。出演者はこれを見て、管理がしっかりしている物件だと期待を強めた。ただし浴室がない。この広さなら普通はトイレ・シャワー・バスの3点ユニットだと出演者は予想していたが、それも見当たらず、「風呂なしか、仕方なかったか」と一度は受け入れた。

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とんがりコーンのように細くなる居室

居室に入った出演者は、すぐに「俺大好きだわ」と反応した。部屋はとんがりコーンのように、奥へ行くほど細くなっている。西田は、土地の形がそもそもこうなっているのだろうと推測した。

内装はきれいだ。床はフローリングではなくクッションフロアで、白いクロスもしっかり貼られている。天井にはシーリングライトが2つあり、出演者は「1個でもいいよね」と笑った。室内に物干しを付けられる設備もある。出演者は、オーナーが入居後の生活まで考えて手を入れている物件だと評価した。

部屋の先端は行き止まりで、手で触れられるほど壁が迫っている。出演者たちは、久しぶりの行き止まりを「都内のリアル」と呼んだ。

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細い通路の先にあったシャワー

ところが、部屋はさらに奥へ2〜3mほど続いていた。謎の仕切り壁の向こうにあったのは、収納ではなくシャワーである。出演者は「設計ミス?」と驚いたが、西田は後付けで、あえてそこに置いたのだろうと見ている。

通路は体を横にしないと入れない。しかも建物の形のせいで、左側の壁が奥へ行くほど迫ってくる。メジャーで測ると、入口側の幅は55cm、奥側は40cmだった。出演者は通路の途中で前にも後ろにも動けなくなり、「完全にスタックする」と声を上げた。西田は、体重が100kgを超える人は横向きでも通れないだろうと見積もった。入居者を選ぶ物件であり、風呂に入れなくなるので「強制的にダイエットできる」と冗談を言うと、もう一人が「この物件に合わせてダイエットしねえだろ」と突っ込んだ。

カニ歩きでたどり着いた先は、浴槽のないシャワールームだった。きれいで、ただ箱を置いただけでなく固定されているのでぐらつきもない。出演者はクオリティの高さを認めつつ、その分この場所に押し込むしかなかったのだろうと話した。そのうえで、オーナーの迷いを次のように想像した。入居者のことを考えるとシャワーは欲しい。だが場所がない。部屋も狭い。それなら隅に置こう。出演者はこれを「苦渋の決断」と呼び、オーナーに拍手を送った。

「テラス」と呼ばれる小さな屋外スペース

西田はさらに「テラス付き」だと紹介した。カメラの背後にある扉は、出演者には勝手口にしか見えなかった。しかし間取り図には大きく「テラス」と書かれているという。

開けてみると、細長い部屋をそのまま延長した先端部分に出る。西田は広さを1.5畳ほどと見積もった。物干しも置けるし、周囲を建物に囲まれていてビル風のような隙間風が通るので、洗濯物はよく乾きそうだという。上を見れば空が見え、人目も気にならない。出演者は「秘密基地」のような居心地のよさを評価し、喫煙スポットにもなりそうだと話した。

家賃と周辺相場、そして評価

最後に家賃が明かされた。月6万円で、管理費はない。西田によれば、杉並区全体の家賃相場は10万3000円ほどで、この周辺の相場は9万3000円ほどだという。駅徒歩3分でこの家賃は安い、というのが出演者の一致した反応だった。中央線と総武線が使え、新宿に出る人にはかなり便利ではないかという話も出た。

西田が発表した「珍度」は9。出演者はこれを高く評価し、理由として狭い土地をどう使うかというオーナーの葛藤が間取りににじみ出ていること、手入れが行き届いていること、家賃が安いことを挙げた。もう一人は、住みやすいかどうかは人によると留保をつけた。それでも、温水洗浄便座、洗濯機置き場、シャワーと必要な設備はそろっている。借りる側の目線ではシャワーがないと困るのだから、オーナーの判断は正しかった、と二人は意見をまとめた。阿佐ヶ谷周辺で部屋を探す人にはかなりおすすめだと締めくくった。

締めくくりのあと、出演者の一人は再びシャワーへの通路に入って出られなくなった。「これが都内のリアル」「鍛えてなくても挟まる」と言い合いながら、ここまでしてシャワーを作ろうとしたことを「オーナーさんの愛」と呼んで、動画は終わる。