私が最近メインのスマホをPixeiからXiaomiにした理由
勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube勝間和代はこれまでメイン端末としてGoogleのPixelシリーズを使用し、ライカ監修のカメラ性能に惹かれて購入した「Xiaomi 14 Ultra」をサブ端末として併用してきた。しかし最近になり、持ち歩くメイン端末をXiaomiへ切り替え、Pixelを宅内中心で使う運用へと入れ替えたという。動画では、通信モデムの性能差、操作感、そして生成AIの進化に伴うスマートフォンへの要求の変化という観点から、移行に至った具体的な理由が語られている。
テザリング速度と通信モデム性能の差
メイン端末を移行した第1の理由は、テザリングの通信品質における明確な差である。勝間は外出先でXiaomi製のタブレット(Wi-Fi専用モデル)を使用しており、屋外での通信を確保するために高速で安定したテザリング親機を必要としていた。しかし、Pixelを親機にしたテザリングでは動作にもたつきを感じることがあったという。
そこで、同一の通信環境および同一のSIMカード(エキサイトモバイル)を用い、Xiaomi端末とPixel端末で通信速度の比較テストを実施した。その結果、テザリング経由の実測値(最高速度が10〜15Mbps程度)であっても、Pingの応答速度、ジッターの安定性、最大速度のいずれにおいてもXiaomiの方が優れていた。
この要因についてAI(Gemini)と検討したところ、搭載されている通信モデムの性能差に行き当たったという。Xiaomi端末にはSnapdragonの上位チップセットに付随する高性能モデムが搭載されているのに対し、PixelのTensorチップはAI処理に強みを持つ一方で、通信モデムの基本性能は中級クラスにとどまる。Googleのエコシステム内で端末単体として完結して使う分には問題ないものの、外部機器へ通信を提供するテザリング用途では差が出たと結論づけている。
フリック入力の感触とラウンド形状の操作性
第2の理由は、画面の滑りとフリック入力の感度である。勝間によると、Xiaomi 14 Ultraのディスプレイ表面は指の滑りが非常に滑らかで、フリック入力時の誤入力が少ないという。Pixelの入力性も決して悪くはないものの、比較するとXiaomiのほうが快適に入力できるため、2台を併用しているうちに自然とXiaomiを手に取る頻度が増えていた。
加えて、本体デザインの違いも影響している。近年のスマートフォンは角張ったスクエアデザインが主流になりつつあるが、勝間は一昔前の丸みを帯びたラウンドデザインを好んでいる。手に馴染むラウンド形状であり、通信モデムが高速で、フリック入力がしやすいという点がXiaomiをメインに据える後押しとなった。
クラウドAIの台頭による「端末に求める要件」の変化
Pixelを使い続けてきた最大の動機は、Pixel 6からPixel 9にかけて独壇場だったGboardによる高精度な音声入力機能にあった。しかし、2024年以降にWhisper AIなどの高精度な音声認識が普及し、勝間自身もGrok上でWhisper AIを用いるようになったことで状況が一変した。端末環境を選ばずに句読点を含めた高精度な文字起こしが可能になったため、スマートフォン側のハードウェア(ローカルチップ)に負荷をかけて音声を認識させる必要性が薄れたのである。
重い処理をクラウド側に委ねられるようになった結果、手元のハードウェアに求められる優先順位が変化した。ローカルAI性能の高さよりも、端末の持ちやすさ、フリック入力のしやすさ、クラウドとやり取りするための通信モデムの速さといった、基礎的な道具としての性能が重視されるようになったという。
Xiaomiの注意点とBluetoothコーデックの優位性
一方で、Xiaomi端末が万人向けとは言えない点として、バックグラウンドアプリへの厳格なタスクキル挙動を挙げている。不正な挙動を防ぐためにアプリが強制終了されやすいため、意図した動作を維持するには個別にタスクキルを無効化する設定が必要であり、その設定作業には一定の手間がかかる。
また、Android端末全般の利点としてBluetoothコーデックの違いにも触れている。iPhoneがAACにとどまるのに対し、AndroidはLDACに対応しているため、Ultra HDなどの高音質音源をBluetoothで極力原音に近く再生したい用途においては、Androidの優位性があるとの見方を示した。
総合として、クラウドAIを多用する現在の勝間の利用用途においては、Tensorチップを積むPixelよりも、Snapdragonの通信性能や入力の扱いやすさを備えたXiaomiの方が適していたとまとめられている。
